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育成する学生像

世界をリードする人材を育成

私たちが育成する学生は、新しく大きな構想を描き、世界をリードしていける人材です。すなわち、極めて部品点数の多い大規模技術システムや、新規性が高く用途が多様な最先端技術システムを適切にデザインするシステムズデザイナー、極めて参加者の多い大規模プロジェクトを運営していくプロジェクトリーダー、極めて不確定性や変動性の多い環境問題や社会問題に対して斬新な社会システムを提言するソーシャルデザイナー。システムズエンジニアリングやイノベーティブデザインを基盤とする綿密な授業科目群による教育と、あらゆる分野の最先端システムデザイン研究を通して、様々な分野で新たなシステムを創造する人材を育成します。

SDM研究科の教育・研究手法には、以下の4つの特徴があります。

S4:
Safety (安全)
Security (安心)
Symbiosis (環境共生)
Sustainability (持続可能)

まず、科学的かつ論理的な手法をベースにすることです。すなわち、システムズエンジニアリングのVモデルに則った学問体系に基づき、システマティックに社会の問題やシステムへの要求を分析し、モデリングやシミュレーションを駆使して解析や評価を行うことにより、未来予見的なシステムの提言を行います。必要に応じて、様々な解析手法、創造性発揮手法、デザイン手法や数学的基盤を学びます。

二つ目には、グループディスカッション、コミュニケーション、事例研究を重視することです。MBAやMOTでもこれらの点を重視していますが、私達は、これらと科学的手法を併用しているからこそ、創造的・予見的かつ確実なシステムデザインが可能です。特に、「デザインプロジェクト」に代表されるような、デザイン思考に基づいてチームで新しい答えを導くイノベーション教育を重視しています。

三つ目に、複雑で大規模な社会システムや自然システム、技術システムを理解するのみならず、新たなアーキテクティング・デザイン・構想提言を行い、さらにその検証までを行なう点です。社会の理解を目指していても構想デザインはしてこなかったという批判を浴びがちな社会科学とはこの点で一線を画しています。

四つ目は、海外大学との協力によるプロジェクト科目「デザインプロジェクト」に代表されるように、国際的な連携に基づく講義を行うことです。一方、欧米の方法論や手法を学ぶのみならず、日本の超一流企業のシステムデザイン手法や、慶應発の新たなシステムデザイン論も展開します。すなわち、現代の最先端方法論・手法を網羅的・体系的に教育します。

これら4つの特徴を持った教育が可能になるのは、国際経験、企業経験豊富な教員と、新卒者からメーカー、サービス、シンクタンク、建築、金融、アート、マスコミ、コンサルタント、法曹、省庁、自治体、教員、経営者まで、あらゆる分野、あらゆる年齢層、様々な国籍の学生が集まっているからです。そしてなによりも、SDM研究科の特徴は、その活気です。学生も、教員も、世界にこれまでにない大学院を作るのだという情熱に満ちています。自分を磨き、日本を変え、世界を変えるという心意気のある集団で切磋琢磨し、世界をリードできる人間を育てること。これがSDM研究科の教育です。

育成する人材像と能力

育成する人材像育成する能力
国際性豊かな広い視野と確固たる信念を有する人 国際感覚、信念とビジョン、倫理観、気品
柔軟な感性でイノベーティブ・クリエーティブな思考ができる人 創造性、問題発見力、社会動向把握力、ニーズ指向
それぞれの専門性をフルに活かし大規模・複雑な問題を解決できる人 問題解決力、技術統合力、リスクマネジメント力、ITスキル
組織力・チーム力を柔軟に活用できるリーダー 経営センス、管理能力、プロジェクトマネジメント能力、実務推進力
ファシリテーション能力、チーミング能力にあふれる人 チーミング力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、英語能力