研究

プロジェクトリーダー育成講座

第3回(2011年度)開催概要

日程 2011年11月15−11月17日(3日間合宿形式)および12月5−12月6日(2日間合宿形式)計5日間の講義+グループワークによるワークショップ、個人ごとの宿題とプレゼンテーションあり
会場 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館
募集定員 25 名
対象 グローバルプロジェクトのリーダーを目指す中堅社員
受講料 250,000円(税別)(宿泊費は別途お納めいただきます)

詳細はこちらでご確認ください。

第3回プロジェクトリーダー育成講座 開講にあたって

新興国における生活・文化の向上、人口の増加に伴い、エネルギー、インフラストラクチャー、公害環境、生活産業、災害対策、情報システム整備等の分野は、グローバルビジネスプロジェクトとして大いに期待されています。
しかし、現在の日本のビジネスは国際競争力を失いつつあり、将来の日本経済を活性化していくうえで、これら海外のビジネスプロジェクトに参加・挑戦していくリーダーシップを強化することが必要です。
これらのプロジェクトを効果的に遂行させるためには「システムデザインマネジメント(SDM)」や「プロジェクトマネジメント(PMT)」技術を駆使できるプロジェクトリーダー(プロジェクトマネジャー、技術リーダー)の投入・育成が必須条件といえます。
本講座は経験豊富な講師陣により、これらのビジネスニーズに対応できるプロジェクトリーダーを育成します。

講座内容

本講座では、プロジェクトマネジャー(PM)や技術リーダーのような、プロジェクトリーダーに必要とされる次の5つの柱を、ワークショップを活用しながら習得していきます。

1 システムデザイン・マネジメント(SDM)

多数のステークホルダーが存在するプロジェクトにおいて、「木を見て森も見る」多視点での捉え方が重要です。要求分析からシステムデザイン、分解、構築、統合、運用と流れるSDM手法を理解・習得していきます。

2 プロジェクトマネジメント(PMT)

プロジェクトを取り巻くビジネス環境は、ますます複雑で厳しい状況になっています。より効果的なプロジェクト遂行のために、PMTを理解し駆使する技術の育成が求められます。成功へのシナリオ、リーダーが具備・強化すべき技術、プロジェクト遂行企業基盤とプロジェクトリーダー育成ガイドラインを中心に、経験談を交えて解説します。

3 契約リスクのマネジメント

日本人は欧米人に比べるとリーガルマインドに欠けています。世界レベルの技術が契約リスクの処理を誤って挫折することもしばしば起こっています。ここでは、リーダーが最低限必要なリーガルマインド(契約センス)を習得していきます。

4 人材のリーダーシップ強化

プロジェクトにおいて、チームワーク能力を発揮することは、日本企業の武器となり、グローバルな差別化戦略となります。ここでは、チームづくりのためのリーダーシップの在り方、進捗状況に合わせた折衝・調整・コンフリクトマネジメント、および論理的コミュニケーションについて習得します。

5 プロジェクトマネジメント基盤(PMO)の整備

プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)は、新技術や商品の開発、新市場の開拓、システムビジネスの立ち上げ等、プロジェクトの効果的な遂行のために、企業が持つべき機能です。プロジェクトを支える遂行技術基盤を構築し、自社が最も必要とし得意とする要件の洗い出しと体系化のマネジメントシステムについて、事例を含めて紹介し理解を深めていきます。

講師陣

当麻 哲哉
セミナーコーディネーター
SDM研究科准教授 /Project Management Professional (PMP)、PMI 日本支部理事(教育担当)
米国3M社で製品開発スペシャリストとして、グローバル市場での数々のプロジェクトを経験。豊富な新製品導入実績により多数の社内報奨を受賞した。2008年4月より現職。システムデザイン・マネジメント研究科のコア科目「プロジェクトマネジメント」を担当。
白坂 成功
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 / Project Management Professional (PMP)
三菱電機株式会社では「こうのとり」(HTV: H-II Transfer Vehicle)の開発でアビオニクスアーキテクチャ設計、システム安全設計をはじめ、全体インテグレーションを行う。フライトコントローラとして運用終了まで実施。「こうのとり」開発では多くの賞を受賞。2011年度より現職。専門分野は、システムズエンジニアリング、宇宙システム工学、システム安全/機能安全。
チーフ・トレーナー
高橋 良之
日揮プラントソリューション㈱顧問 / 慶應義塾大学非常勤講師
1964年 日揮株式会社入社、国内・海外の石油精製、化学、食品加工、家電、自動車関連プラントのプロジェクトをプロジェクトマネジャーとして担当。エンジニアリング振興協会では、80年代にプロジェクトマネジメント部会委員を務める。現在は大学を含めたプロジェクトマネジメントの講座、講習会の講師、コンサルタントなどを行っている。
古屋 邦彦
九州国際大学大学院法学研究科教授
1966年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年、総合エンジニアリング会社日揮株式会社に入社。一貫して法務部門に在籍し、国際契約(プロジェクト、知的財産ライセンス、M&Aなど)を担当する。2000年より現職。国際取引法を担当している。
岩下 貢
㈱日米コミュニケーションセンター所長
南カリフォルニア大学大学院博士課程に2年間在学し、"Debate and Argumentation"のコーチを務める。その後、山武、マツダ自動車、デンソー、NEC、IBM各社の海外進出にあたってのマネジメント作成、市場戦略作成、社内外の効果的折衝方法などのセミナーへ参加、助言を行っている。