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SDM特別講義 2009年度 春学期

講義日程 講師・演題
第1回
2009年4月10日

モデレータ教員:

慶應義塾塾長
安西祐一郎
【演題】 システムデザイン・マネジメント研究科への期待(仮題)
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)
第2回
2009年4月17日

モデレータ教員:

宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事、研究開発本部長
石川隆司
【演題】 先進複合材料の航空機への適用の拡大: 整備コストの大幅な低減と快適性という副産物
■会場:三田キャンパス南館地下4階・2B41
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

東京大学工学部航空学科を1972年卒業、1977年同大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同年、東大宇宙航空研究所(当時)入所、1978年、科学技術庁航空宇宙技術研究所(当時)入所。長年、先進複合材料の力学の研究、複合材料構造の開発に携わる。2001年、独立行政法人航空宇宙技術研究所の発足と同時に誕生した先進複合材技術センターのセンター長就任。同センターを日本の複合材研究のナショナルセンターに育てる。これを含む功績により、複合材料界のノーベル賞ともいわれる米国Delaware大学の複合材料功績者メダルを受賞。2005年10月から、JAXAの航空研究をリードする航空プログラムディレクタに就任。2008年4月には、JAXA理事、研究開発本部長兼航空プログラム統括リーダに就任。2003-2005日本複合材料学会会長、2008から日本航空宇宙学会会長。また、International Council of Composite Materialsのアジア代表Vice-President、米国の材料関係の学会SAMPEのフェローも務める。

講義概要

先進複合材料、特に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、近年、急激に航空宇宙分野の構造物への適用が拡大されている。この象徴的な出来事として、ボーイング社が開発をしている最新旅客機、ボーイングB-787では、旅客機として史上初めて、CFRPの適用率が50%を超え、アルミ合金の占める重量を逆転した例となったことを挙げられる。この背景には、近年の燃料高騰による旅客機の運航費削減要求が強くなったことがあり、軽量・高強度のCFRPが、軽量化に最適な材料であることがある。しかし、運航会社の要求をよく分析すると、軽量性ばかりではなく、CFRPは基本的に樹脂ベースなので、まったく錆びないことから、錆に苦しんでいたアルミ合金構造から解放されて、整備コストが大幅に下がることも強いインセンティブとなっている。では、快適性とは? ??ここでは、字数が尽きたので、講義をお聞きいただきたい。
第3回
2009年5月1日

モデレータ教員:
当麻
bjリーグ代表取締役社長
中野秀光
【演題】 夢へのチャレンジ
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

学歴
昭和52年 3月 新潟市立白山高等学校体育科 卒業
        (昭和49年度福岡インターハイベスト8、50年度春の選抜大会出場、51年度松本インターハイベスト8)
職歴
昭和52年 4月 有限会社今井屋(家紋業3代目)入社
昭和55年 4月 有限会社今井屋 取締役就任
平成 5年 4月 有限会社プリフロ(プリント業)設立 代表取締役就任
平成 9年 4月 有限会社サン・メイプル設立 代表取締役就任
平成14年11月 株式会社新潟スポーツプロモーション 専務取締役就任
平成16年 6月 株式会社新潟スポーツプロモーション 代表取締役社長就任
        (新潟アルビレックスGM兼任)
平成19年 9月 株式会社日本プロバスケットボールリーグ代表取締役社長就任
平成20年 6月 株式会社大分」バスケットボールコミュニケーション代表取締役社長
        とリーグ代表取締役社長を兼任
社会歴
平成 8年   (社)小千谷市青年会議所 理事長就任
        NBA OBゲーム開催
平成 9年   (社)日本青年会議所 スポーツを通した町づくり委員会出向
        NBA OBゲーム全国ツアー開催(新潟・福井・兵庫)
平成13年    新潟県体育協会 監事
        新潟県バスケットボール協会 理事
        小千谷市バスケットボール協会 理事
平成16年   小千谷市体育協会 顧問
平成17年   プロバスケットボーつbjリーグ理事
平成18年   新潟県スポーツ振興審議委員会委員
       NHKラジオ「朝の随想」4月~9月まで出演
その他    体育指導委員24年間在籍 交通指導員19年間在籍 新潟県小千谷西高校バスケット
       ボール部コーチ22年間在籍

講義概要

スポーツビジネスがもたらす地域経済活性化、中心市街地活性化、住民の交流促進など地域イノベーション誘発の可能性について、平成17年に開幕したbjリーグ及び各チームの最新の取組み状況や展望、地域商工団体との連携方策などについて語る。
第4回
2009年5月8日

モデレータ教員:
前野
株式会社インターデザインアーレンス 代表取締役
プロダクトデザイナー
中條健之助
【演題】 デザインは何から生まれるか
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1942 : 東京都本郷に生れる
1964 : 文化学院 美術科 卒業
1968 : 桑沢デザイン研究所 ID研究科 卒業
1975 : Interdesign ARENCE 創立

学び、働き、遊ぶ、生活全般に深く関わるプロダクトデザインを自ら主宰するInterdesign ARENCEを通して世に送り出している。何ごともクリーンで明快なコンセプトに基づいた生活を理想とし自らの生活実感の中から自由に発想し、1970年以来ヴィヴィッドな提案をし続けている。Gマーク、中小企業賞、中小企業長官賞など受賞多数。

個人活動経歴
財団法人 日本機会デザインセンター デザイン指導講師
国際協力事業団(JICA)海外デザイナー研修インストラクター
通産省 グッドデザイン(Gマーク)審査員
桑沢デザイン研究所 ID 研究科 講師  その他

講義概要

私の経験、私の専門であるプロダクトにまつわるお話をいたします。なかでもアイデアなり、コンセプトなりが、どんなことがきっかけでうまれてくるものか、という個人的に興味を持っていることについて、感覚人間の私から、何か感じ取っていただければ幸いです。
第5回
2009年5月15日

モデレータ教員:

スカパーJSAT株式会社 代表取締役 執行役員社長
秋山政徳
【演題】 スカパーJSATグループの歴史と経営戦略
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

【学 歴】 1970年 3月 慶応義塾大学法学部卒業
【職 歴】
1970年 4月 伊藤忠商事株式会社 入社
1997年 4月 伊藤忠商事株式会社
    宇宙・情報・マルチメディアカンパニー 開発業務部長
1999年 1月 同社 参与
1999年 3月 株式会社日本サテライトシステムズ入社
       営業本部副本部長兼開発業務部長
1999年 6月 同社 取締役就任 開発部長
<2000年4月1日 株式会社日本サテライトシステムズよりJSAT株式会社に社名変更>
2001年 8月 JSAT International Inc. Chairman & CEO
2003年 6月 JSAT株式会社 取締役 上級執行役員 営業本部長
2006年 6月 同社 取締役 専務執行役員 営業本部長
2007年 4月 スカパーJSAT株式会社 代表取締役会長
2008年 6月 JSAT株式会社 代表取締役 執行役員社長
2008年 6月 株式会社スカパーJSATホールディングス 代表取締役社長 (現職)
<2008年6月27日 スカパーJSAT株式会社より株式会社スカパーJSATホールディングスに社名変更>
2008年10月 スカパーJSAT株式会社 代表取締役 執行役員社長 (現職)
<2008年10月1日 株式会社スカパーJSATホールディングス傘下の株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ、JSAT株式会社、宇宙通信株式会社の3社を合併し、新たにスカパーJSAT株式会社として発足>

講義概要

1985年通信の自由化によって誕生した民間衛星通信事業は、有料多チャンネル放送事業の設立や業界の統合再編を通して、現在のスカパーJSATグループとなりました。この歴史を振り返り、歴史と経験から学び取ったこと、そして、これからの経営戦略および企業戦略の重要性について述べます。
第6回
2009年5月22日

モデレータ教員:
当麻
キャスター・エコライフジャーナリスト、
SDM教授
林美香子
【演題】 地域を元気にする食料生産システム
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

札幌出身。北海道大学農学部卒業後、札幌テレビ放送アナウンサーを経て、独立。現在、AirG「ミカコマガジン」など担当中。「農業」「環境」「地域づくり」などのフォーラムに、パネラー・講師・コーディネーターとして参加。
「農村と都市の共生による地域再生」の研究により、北海道大学より博士(工学)・Ph.Dを取得。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授として、農業を多角的に考え、研究する「アグリゼミ」を担当。著書「農都共生のヒント」(寿郎社)など。

講義概要

地域再生が急務の課題となっている現代の日本。一方、相次ぐ「食問題」をきっかけに、食の安全や食料自給率などに国民の関心が高まっている。食料生産の新しい戦略を考え、地域を元気にする方策を探る。グリーンツーリズムや農業ボランティアの活用、自然エネルギーを活用した農業生産のあり方を考える。またアグリゼミの活動についても紹介する。
第7回
2009年5月29日

モデレータ教員:
手嶋
政府代表・前外務事務次官、
慶應義塾大学特別招聘教授、早稲田大学客員教授
谷内正太郎
【演題】 外交の戦略と志
■会場:三田キャンパス南館地下4階・2B41
■時間:19:30-21:00(6時限:開始時間が30分ずれています)

講師プロフィール

1944年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了後、1969年、外務省入省。在アメリカ日本大使館参事官、在ロス・アンジェルス日本領事館総領事、外務省条約局長、内閣官房副長官補などを経て2005年外務事務次官、2008年退官。事務次官として3年の任期を務め、「凛とした志の高い外交」を目指し、アジア外交の再構築の他、価値観外交、「自由と繁栄の弧」の基本方針などを策定し実行。現在は政府代表及び外務省顧問を務める傍ら、早稲田大学と慶應義塾大学で教鞭を執っている。
著書「外交の戦略と志」(産経新聞出版)など。

講義概要

時に人を非常な運命にあわせる国家とは何か、いつもそのことが念頭にあった。外交と防衛は国家の両輪である。国家本体に内蔵されたエンジンは経済である。いずれも国家の推進力だ。一方、それを運転する者は、志が高くあらねばならない。前後左右に目配り、気配りをし、凛としていなければならない。
-新著『外交の戦略と志』(産経新聞出版)より-
第8回
2009年6月5日

モデレータ教員:
当麻
横浜市地球温暖化対策事業本部長
信時正人
【演題】 まちづくりの要諦(都市の基本、産業との融合、経営マインド)
■会場:三田キャンパス南館地下4階・2B41
■時間:19:30-21:00(6時限:開始時間が30分ずれています)

講師プロフィール

1956年生和歌山県出身、東京大学都市工学科卒、
三菱商事株式会社勤務を経て、(財)2005年日本国際博覧会協会(政府出展企画・催事室長等)、
東京大学大学院新領域創成科学研究科特任教授(柏国際キャンパス)、2007年4月より現職。
2007年環境省カーボンオフセットのあり方検討会委員等、私的にはアーバンデザインセンター横浜コーディネーターとしてエコ戦略を産官学民のグループで研究・提言、少年野球NPOを立ち上げそれを中心とした総合型地域スポーツクラブの設立に向けて準備中。著書等:「ヒューマンセンターデザインの可能性」SD社(共編)、「未来社会の設計」BankArt1929(共編・著)等

講義概要

まちづくり、というのは、設計・建設・不動産、という業界の話かというと全くそうではない。そのまちの成り立ちを知り、なにを食い扶持にしていくのか、その産業は何か、その為には街はどうあるべきか、又、まちづくりの進め方はこれからはどうあるべきか、その根本的に考えておくべき事は、、、、一緒にこれからのまちづくりを考えていきたい。
第9回
2009年6月12日

モデレータ教員:
高野
東京大学大学院工学系研究科 教授
山地憲治
【演題】 持続可能なエネルギーシステム
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

生年月日:1950(昭和25)年 2月 25日
出身地:香川県
現職:東京大学教授(大学院工学系研究科電気系工学専攻)
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/yamaji/
    
学歴: 1972年 4月 東京大学 工学部 原子力工学科卒業
1977年 3月 東京大学 大学院 工学系研究科 博士課程修了、工学博士
職歴:
1977年 4月  (財)電力中央研究所に入所 (経済研究所技術経済研究部)
1987年 7月  (財)電力中央研究所 経済研究所 経済部エネルギー研究室長
1993年 6月  (財)電力中央研究所 経済社会研究所研究主幹
1994年 8月  東京大学教授 (大学院工学系研究科電気工学専攻)
1999年 4月 大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻に配置換え
2005年 4月  大学院工学系研究科電気工学専攻(2008年4月より電気系工学専攻)に配置換え。
2008年1月  東京大学エネルギー工学連携研究センター兼任
この間:
1981年7月~1982年12月 米国電力研究所(EPRI) 客員研究員
1991年4月~1993年 3月  東京大学工学部地球環境工学講座(寄付講座)客員助教授
1999年6月~ 国際応用システム分析研究所(IIASA) 日本代表理事、理事会副議長
2001年9月~2008年5月  グリーン電力認証機構委員長
2005年10月~ 日本学術会議会員(20期、21期)
2008年5月~ グリーンエネルギー認証センター・運営委員会委員長

研究分野: エネルギーシステム工学
主な審議会委員:総合資源エネルギー調査会、産業構造審議会、科学技術・学術審議会、中央環境審議会、原子力委員会等の部会など。
所属学会:エネルギー・資源学会(企画理事)、日本エネルギー学会(副会長) 、International Association for Energy Economics、環境経済・政策学会、日本原子力学会、電気学会
著書:「水素エネルギー社会」(エネルギー・資源学会)、「エネルギー・環境・経済システム論」(岩波書店)、「エネルギー学の視点」(日本電気協会新聞部)、「バイオエネルギー」(ミオシン出版)、「どうする日本の原子力」(日刊工業新聞社)、「システム数理工学」(数理工学社)、IPCC第3次および第4次報告書(いずれもWG3主執筆者として参加)等。

講義概要

エネルギーの大量使用は石油資源不足や温暖化など地球規模の問題を引起している。これは人間活動が資源と環境の両面で地球規模の制約に直面するほど拡大したためである。このようなエネルギー分野の地球規模の問題にたいして持続可能性の視点から技術と制度の役割を考える。
第10回
2009年6月26日

モデレータ教員:
西村
東芝シグマコンサルティング株式会社 代表取締役社長
山崎洋
【演題】 企業における経営変革の実践 -戦略思考と本質課題解決-
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1974年慶應義塾大学工学部卒業。
日本原子力事業株式会社、(株)東芝 原子力事業本部 動力炉開発部課長、同技術企画室 参事、同経営変革推進本部 グループ長を経て、2002年10月東芝シグマコンサルティング(株)専務取締役、2003年4月より同代表取締役社長。

講義概要

Y文化からの脱却と戦略思考に基づくf(x)追求による本質課題解決手法を東芝での実践経験をもとに紹介する。
第11回
2009年7月3日

モデレータ教員:
手嶋
ふじ内科クリニック 院長
内藤いずみ
【演題】 緩和ケア・システムを地域につなげること
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

福島県立医大卒業後、東京女子医大内科等に勤務。昭和61年英国でのホスピスの研修をきっかけに「在宅ホスピス医」として歩みはじめる。平成7年にふじ内科クリニック開業とともに在宅ホスピスを開始。院長。午前中は一般外来の診療をし、午後は主に終末期のがん患者さんの自宅へ往診する。在宅の末期がんの患者さんの緩和治療をしながら、患者さんが毎日安心して快適に過ごせるよう手伝う。日々の診療・往診の傍ら、NPO日本ホスピス・在宅ケア研究会理事や大学での非常勤講師を務め、ラジオ収録、一般講演などの依頼にも応じる。NHK教育テレビETV2002、ETV特集などでも医療活動が放送された。また、山梨県教育委員長の経歴ももつ。平成13年に山梨山人会前田晁文化賞、平成19年に第3回日本放送文化大賞テレビ山梨「あなたを家で看取りたい」を受賞。著書に『笑顔で「さよなら」を在宅ホスピス医の日記から』(KKベストセラーズ)、『最高に幸せな生き方死の迎え方』(講談社)、『あなたがいてくれる』(佼成出版)など多数。

講義概要

20年前の英国でホスピスムーブメントを目の当たりにし、治療から見放され、間もなく死を迎える人たちに、医療は何が出来るのか考えさせられた。死を内在した生は、その人の住む社会の文化と深く関わっている。医療システムからいのちを自分の手に取り戻し、自立したひとりの人間として生ききることを支えるのがホスピスケアであると学んだ。全く新しい医療の一分野であり、異なる文化を持つ日本ではどうであろうか。在宅ホスピスは、患者さんと家族が深く、改めて"いのち"に向かい合う場、「ありがとう」と「さようなら」がひとつになる瞬間がそこにある。願わくは、産声を上げるときも、そして息を引き取るときも、いのちへの賛歌を静かに唱えながら支えることが出来る社会を目指したい。地球の未来の子供たちに"いのちは希望である"というメッセージを渡していきたい。
第12回
2009年7月10日

モデレータ教員:
日比谷
株式会社 CSK-IS 代表取締役社長
吉本和彦
【演題】 危機管理とCIOのリーダーシップ
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

昭和45年 4月 株式会社富士銀行 入行
平成12年 6月 同 執行役員 (IT担当)
平成14年 4月 株式会社みずほ銀行 常務執行役員(Eビジネス担当)
平成16年 6月 富士総合研究所 取締役副社長(現みずほ情報総研)
平成18年 4月 日本郵政公社 理事 常務執行役員
平成20年 2月 株式会社CSK-IS 代表取締役社長(現在に至る)

講義概要

現在社会の生命線となっているコンピューターシステム。阪神大震災、ニューヨーク9.11テロ、みずほ銀行統合、郵政民営化の全てを体験したシステム責任者の生の声で危機管理の問題点を説明すると共に、現代のCIOのリーダーシップのあり方について語る。
第13回
2009年7月17日

モデレータ教員:
当麻
みずほ総合研究所(株) 専務執行役員チーフエコノミスト
中島厚志
【演題】 持続的経済成長が果たせる社会の枠組みを考える
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1975年東京大学卒。
1975年日本興業銀行入行、調査部主任部員、国際営業第一部課長、産業調査部副部長、パリ支店長、調査部長みずほコーポレート銀行執行役員調査部長などを経て、2004年4月より現職。
現在、法務省「出入国管理政策懇談会」委員(法務大臣の私的懇談会)、総務省「独立行政法人評価委員会」専門委員、ほか、経団連「経営労働政策委員会」アドバイザー。
主な著書に「世界経済 連鎖する危機」(東洋経済新報社刊)、「日本経済のリスクシナリオ」(日本経済新聞社)、「中国『人民元』の挑戦」(東洋経済新報社)。
テレビ東京のワールドビジネスサテライトではレギュラーコメンテーターとしても出演中。

講義概要

2000年代に入って、日本では経済を成長軌道に乗せるために、民営化・規制緩和など市場メカニズムを最大限発揮する中で企業活力を強化しようとするサプライサイドの改革が志向されてきた。しかし、今般の金融危機で、サプライサイド的な経済改革自体に疑問符がつけられている。確かに、市場メカニズムを重視するばかりでは格差拡大などの負の面が否定できず、経済活力が発揮できるとは言い切れない。一方、活力をもたらす新たな改革を志向しなければ、少子高齢化が進み、低成長の下で国民の豊かさすらも失われかねない日本経済を復活させることはできない。
本講義では、サプライサイド的な改革とは何か、そしてそれが成り立つ前提を見た上で、日本経済が活性化するために必要な改革の方向やその枠組みを探り、将来の安定した経済成長を果たせる日本経済の姿を示していく。
第14回
2009年7月24日

モデレータ教員:

株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長
藤原洋
【演題】 デジタル情報革命から環境エネルギー革命へ
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1954年生まれ。
1977年京都大学理学部卒業。東京大学工学博士 (電子情報工学)。
日本IBM、日立エンジニアリングを経て、1985年(株)アスキー入社。
1987年~1998年3月、一貫して、郵政省案件基盤技術研究促進センター出資の研究開発会社のリーダーを務める。この間、画像符号化高速処理方式の研究、コンピューターを利用した通信、放送、蓄積メディア間の情報交換ネットワークの研究に従事する。
1991年郵政省テレコム旬間推進協議会会長賞。
2006年10月 東京大学大学院数理科学系客員教授インターネット数理科学担当
就任(現任) 2008年4月 青山学院大学専門職大学院特任教授就任(現任)
1996年(株)インターネット総合研究所設立とともに同所長現在に至る。
慶応義塾大学客員教授、青山学院大学大学院兼任講師、会津大学客員教授等を歴任

講義概要

大規模システムをデザインするには、産業革命の本質を理解することが重要である。現在の産業革命は、デジタル情報革命から環境エネルギー革命への移行期間にあると考えられる。本講義では、現在の時代認識からデジタル情報革命の進展と環境エネルギー革命の今後の展望について述べることとする。