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SDM特別講義 2016年度 秋学期

第1回
2016年10月7日

モデレータ教員:
小木
金沢工業大学虎ノ門大学院教授、コンテンツ&テクノロジー融合研究所所長、㈱エイベックス・グループ・ホールディングス特別顧問
北谷 賢司 氏
【演題】音楽産業の現状と興行ビジネスの歴史:EDM産業の興隆、招聘興行の仕組みとは
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

ワシントン州立大学コミュニケーション学部卒、ウイスコンシン大学大学院にてコミュニケーション法、経営を専攻し、MA,PhD学位を取得。インディアナ大学助教授、経営研究所副所長を経て、米PBSネットワークで番組制作、日本テレビ、TBSの国際顧問、TBS米国法人上席副社長、TBSメディア総研社長を歴任、13年間、東京ドーム取締役・米国法人社長として自主興行に携わり、ローリング・ストーンズ、マドンナ、マイケル・ジャクソン、NFL、NBA、MLBなどの招聘を行う。その後、ソニー(株)にスカウトされ、本社執行役員兼米国ソニー(株)EVPとして映画、音楽、電器のマーケティングとグルーバル・イベントを管掌。05年から、ワシントン州立大学栄誉教授、ぴあ㈱取締役、㈱ローソン顧問、㈱オークローン・マーケティング最高顧問を経て、11年から15年までエイベックス・インターナショナル・ホールディングス代表取締役社長を務める。

講義概要

衰退を続けるレコード産業に対して、国際的なエンタメ市場ではライヴ・エンタテイメント産業の成長が著しい。本講義では、こうしたトレンドの要因を分析すると共に、日本を含む世界市場を席巻するライブ・エンタメ企業のケーススタディーを行い、更に、ここ数年、驚異的な成長を遂げているEDM産業についても紹介、音楽興行ビジネスの仕組みについて体系的に解説する。


第2回
2016年10月14日

モデレータ教員:
谷口(智)
海上自衛隊 幹部学校長 海将
大塚 海夫 氏
【演題】「統合運用」-現実な課題に立ち向かう-
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

【主要学歴】
1983年 3月 防衛大学校卒(機械工学)
1997年 5月 ジョンズホプキンス高等国際問題研究大学院卒(国際公共政策学修士)
2004年 統合幕僚学校卒
【主要配置】
2000年 8月 護衛艦とね艦長
2007年 3月 第21護衛隊司令
2007年12月 情報本部統合情報部長
2009年 6月 海上自衛隊幹部学校副校長
2009年12月 第2護衛隊群司令
2010年12月 練習艦隊司令官
2011年12月 海上幕僚監部指揮通信情報部長
2014年 8月 自衛艦隊司令部幕僚長
2015年 8月 海将、現職


第3回
2016年10月21日

モデレータ教員:
小木
GCA株式会社 マネージングディレクター
金巻 龍一 氏
【演題】デザインが経営を変える ~ デザイン駆動型の経営改革事例 ~
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

GCA株式会社では、成長戦略コンサルティングサービス、ポストマージャーインテクレーション(PMI)サービスを統括。
前職の日本IBMにおいては、10年間にわたり「戦略コンサルティンググループ」を統括。
元日本IBM常務執行役員。
早稲田大学理工学部卒業、同大学大学院 修士課程修了。主な著書は、『外資系コンサルタントの企画力』(東洋経済新報社)、『企業統合』(共著、日経BP社)、 『カリスマの消えた夏』(共著、日経BP社),  『スマータープラネット』(監修、講談社)。
日経ビジネスオンラインコラムニスト。

講義概要

デザイン思考(デザイナーの思考や手法によりイノベーションを生み出すための方法論)が大流行りです。たとえば、米国IBMなどでは、2017年度にデザイナー1500名体制を整えると発表しており、今や世界で一番大きなデジタル広告代理店になろうとしています。
デザインが創り出そうとする「ものがたり」が、人間の感性を刺激し、人間同士のコミュニケーションやコラボレーションを活発化させ、さらには、個人や集団の行動特性さえも変え、ついには企業の文化すら変えていきます。
経営統合を繰り返し出身母体別にバラバラだった組織をデザインの力で融合させた事例、デザインの力で組織間コラボレーションを劇的に活発化させた事例、地域の活性化にデザインを活用し成功させた事例などなど、従来、いかなる経営改革手法をもっても成し得なかった改革が、どのようにしてデザインの力で実現できたのか。まさに、逆転の発想とも言える「デザインによる経営改革」の事例の数々を、ここで一気にご紹介いたします。


第4回
2016年10月28日

モデレータ教員:
西村
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
西成 活裕 氏
【演題】渋滞学入門 ー無駄とゆとりの科学ー
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。山形大、龍谷大を経て現職。ムダどり学会会長、ムジコロジ―研究所所長などを併任。専門は数理物理学。様々な渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書「渋滞学」(新潮選書)は講談社科学出版賞などを受賞。内閣府イノベーション国際共同研究座長(2010)、文部科学省「科学技術への顕著な貢献 2013」に選出される。2015中央教育審議会初等中等教育分科会委員。日本テレビ「世界一受けたい授業」に多数回出演するなど、多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している。

講義概要

渋滞という言葉でまず思い浮かべるのは、道路における車の渋滞でしょう。しかし世の中には、人の流れ、インターネットのパケット流、体内の血流、工場やサプライチェーンでのモノの流れなど様々な流れがあり、そして「渋滞」が発生しています。
こうしたあらゆる渋滞を科学的に研究するのが私が提唱する「渋滞学」です。20年以上の研究を通じて分かってきたことが、渋滞を避けるバッファとしての「ゆとり」の大切さです。 例えば車間距離を適切にとることで高速道路での渋滞が緩和されます。講演ではこれまでの研究の様々な事例を紹介するとともに、それをムダとりや経営改善に適用した無駄学についても紹介いたします。


第5回
2016年11月4日

モデレータ教員:
当麻
東京農大教授・一般社団法人日本事業構想研究所代表理事
木村 俊昭 氏
【演題】「地域創生 成功の方程式はあるのか?」
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1960年北海道生まれ。1984年小樽市入庁。産業振興課長、産業港湾部副参事(次長)。2006年から内閣官房・内閣府企画官、2009年から農林水産省大臣官房企画官。現在、東京農業大学教授、内閣官房シティマネージャー(自治体・特別参与)、コミュニティ総合プロデューサー、一般社団法人日本事業構想研究所代表理事、一般社団法人五感六育ファーム代表理事等として、大学講義のほか、年間120箇所以上で講演・現地アドバイスを実施中。地域活性学会常任理事(北海道支部長)。特に「0~100歳のコミュニケーション・コミュニティ形成の場づくり」として、木村モデル「五感六育」(知育・食育・木育・職育・遊育・健育)事業を展開中。NHK番組プロフェッショナル『仕事の流儀 木村俊昭の仕事』、フジテレビ『新報道2001』、BSフジ『プライムニュース』、BSジャパン『日経プラス10』、テレビ東京『たけしの ニッポンのミカタ!』、TBS爆笑問題・黒柳徹子『キズナ食堂』ほかに出演。著書は単著『「できない」を「できる!」に変える』、単著『自分たちの力でできる「まちおこし」』、単著『地域創生 成功の方程式ーできる化・見える化・しくみ化ー』、共著『 知られざる日本の地域力』ほか。

講義概要

「地域創生 成功の方程式はあるのか?」 できる化・見える化・しくみ化するには、⑴基幹産業による『五感六育』事業の推進①まずは、まちの五感分析をすること。②次に、情報共有、役割分担、出番創出、事業構想(六育→知育・食育・木育・遊育・職育・健育)のストーリーを作成すること。③この間、「Why so? So what?」の繰り返しをすることである。⑵期限は3年間(3+3+6+6)ヶ月×2回。⑶まちのキーパーソンと人的ネットワーク図を作成し、事業主体を特定すること。(4)ネットワークを広げるための五感分析に基づくキャッチコピーづくり。そして、実践したことを、(5)指標(ものさし)で検証すること。当日は国内外事例を交えて解説。


第6回
2016年11月11日

モデレータ教員:
谷口(智)
NPO法人ACE 代表
岩附 由香 氏
【演題】成長するNGOの事業戦略と企業連携~児童労働の撤廃・予防を目指すACEの事例~
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

東京生まれ。14歳~16歳まで米国ボストンで過ごす。桐朋女子高校卒業。上智大学在学中、米国留学から帰国途中に寄ったメキシコで物乞いする子どもに出会い、児童労働と教育を研究テーマに大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)へ進学。在学中に「児童労働に反対するグローバルマーチ」をきっかけにACEを発足させる。2004年児童労働ネットワークを立ち上げ、現在は事務局長を務める。2005年の「ほっとけない世界のますしさ」キャンペーン実行委員、2008年「G8サミットNGOフォーラム」キャンペーンチームリーダー、2009年~2014年まで国際協力NGOセンター理事。著書に『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて』、監訳に『インドの債務児童労働』。桜美林大学非常勤講師、社会的責任に関する円卓会議運営委員。ACEは2016年『日経ソーシャルイニシアティブ大賞』国際部門賞を受賞、企業との連携を通じた問題解決のモデルが評価されている。2児の母。

講義概要

認定NPO法人ACE は1997年の設立以来日本発のNGOとして児童労働問題に特化した活動を展開してきた。アドボカシー、国際協力事業、企業連携、エシカルなビジネスと消費の推進など、児童労働の問題に対し社会的インパクトをもたらすための事業モデルを展開。インド・ガーナで23のコミュニティで1500人以上の子どもを児童労働から救い13,000人の子どもの教育環境を改善してきただけでなく、日本で160万人以上の人に児童労働問題を伝えてきた。学生5人で始まったACEが、2005年にNPO法人格を得て、収入も数百万から9千万円に成長。リソースが限られたNPOで、どのように児童労働をなくしたいという夢を事業戦略に落とし込み、多くの人を巻き込みながら活動を実現してきたか。ACEのストーリーを通じ、日本のNPOの抱える課題、児童労働の問題と解決方法について、お話しします。


第7回
2016年11月18日

モデレータ教員:
中野
宇宙航空研究開発機構 H3プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ
岡田 匡史 氏
【演題】H3ロケットの開発 ~大規模な技術開発プロジェクトのマネジメントで思うこと~
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

JAXA H3プロジェクトマネージャ。1989年、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了。2010年、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科より博士(システムエンジニアリング学)の学位を取得。
旧宇宙開発事業団(NASDA)角田ロケット開発センター、種子島宇宙センター(ロケットエンジン開発試験担当)、H-IIAプロジェクトチーム等で液体ロケット開発に参加。システムズエンジニアリング推進室長、宇宙輸送推進部計画マネージャを経て、2015年、H3ロケット開発のプロジェクトマネージャに任命され、現在に至る。

講義概要

ロケットは、約100万点の部品からなる大きなシステムです。このようなシステムを、過酷な環境下で目標軌道に到達するまでの30分間確実に動作させるためには、高い信頼性を作りこむ技術が不可欠なことは言うまでもありません。
一方、大規模な技術開発プロジェクトという観点からは、多様な価値観の中での意思決定、多くのエンジニアとのコミュニケーション、開発の機会が数十年に一度と限られることによる技術の伝承、等にも工夫が必要です。 本講義では、2020年の初飛行を目指した新型ロケット「H3ロケット」を事例として、現在の開発状況をご紹介しつつ、宇宙開発のプロジェクトマネジメントの特徴や課題解決の糸口に触れます。

「30分1本勝負」「1ストライク・1アウト・ゲームセット」のシステム開発において私が日々思うことを皆さんと共有し、皆さんからも新たな気づきをいただくことができれば、こんなに嬉しいことはありません。


第8回
2016年11月25日

モデレータ教員:
谷口(尚)
東京工業大学 工学院電気電子系 教授
波多野 睦子 氏
【演題】新しい価値創出に向けた協創教育・研究の重要性
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1983年3月 慶応義塾大学工学部電気工学科卒業
1983年4月 (株)日立製作所中央研究所入社
1991年10月 慶応義塾大学 大学院 博士課程修了 工学博士取得
1997年9月
~2000年8月 米国カリフォルニア州立大学バークレー校(UCB) 客員研究員
2010年7月 東京工業大学 大学院理工学研究科 電子物理工学専攻 教授
2011年12月 博士課程教育リーディングプログラム「環境エネルギー協創教育院」教育院長兼任
2016年4月 東京工業大学 工学院 教授(改組)

講義概要

スマート社会に変遷している現在、新しい価値を伴う超スマート社会を実現するSociety 5.0の発展をどれだけ主導できるかが鍵を握ります。そのためには、IoTやAI等の新技術の研究開発だけではなく、DNA解析データにAIを利用して癌を治療する等の医療、環境エネルギー、安心安全、と様々な分野でのグローバル社会に適した価値創出が重要です。それに関わる経営者や技術者・研究者は、これまでに体験していない様々な思考や行動が必要となります。例えば、異分野融合・連携による価値創出とオープンイノベーション、大企業での実用化とベンチャー起業化というビジネスモデルのハイブリッド化等、従来とは異なる方策や発想の転換が必要とされます。一方、2040年問題と言われている、AIが人知を超える未知な世界がみえてきた局面では、社会科学者との協創が重要となります。本講義では、新しい価値創出に向けた協創教育と研究の重要性について、東工大の環境エネルギー協創教育院を例に議論します。


第9回
2016年12月2日
【公開講座】

モデレータ教員:
前野
ヤフー株式会社 代表取締役社長
宮坂 学 氏
【演題】デジタル情報革命は働き方をどう変えていくのか?
■会場:日吉キャンパス独立館DB201
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1967年11月11日生 山口県出身
同志社大学経済学部卒(1991年)
        
1991年4月 株式会社ユー・ピー・ユー入社
1997年6月 ヤフー株式会社入社
2002年1月 メディア事業部 事業部長 
2009年4月 コンシューマー事業統括本部長 執行役員
2012年4月 最高経営責任者(CEO) 執行役員
2012年6月 代表取締役社長(現任)

講義概要

Yahoo! JAPANは1996年4月にサービスを開始し、今年で20周年を迎えました。
この20年間のインターネットの爆発的な進化と普及により、我々はあらゆる知に瞬時にアクセスできるようになり、あらゆる商品をいつでもどこでも買うことができるようになり、自分の意見をいつでもどこでも発信し、人とつながることができるようになりました。
我々は20年前と比べて、圧倒的に便利で可能性に満ちた世界で生きています。
もはやインターネットやスマートフォンのない不便な生活は、想像すらできません。

しかし今、あらためて考えてみたいと思います。
生活がこれほど便利になったのに、なぜ、日本に暮らす人々は幸福を実感しにくくなっているのでしょうか?
情報技術がこれほど進化したのに、なぜ、我々の働き方は20世紀のまま、あまり変わらないのでしょうか?
本来、人を豊かにするはずの「働く」という行為が、なぜ、過労やストレスによる病気などを引き起こし、不幸にも人を苦しめる原因になってしまうのでしょうか?

こうした問題意識を背景に、Yahoo! JAPANでは、「働き方」をアップデートしてみたいと考えています。
テクノロジーやデータを活用しながら、事業の成長と働く社員の幸せの両立に挑戦する、Yahoo! JAPANの様々な取り組みと試行錯誤についてご紹介します。

一緒に働き方をアップデートしましょう。


第10回
2016年12月10日


モデレータ教員:
谷口(尚)
鳥取県知事
平井 伸治 氏
【演題】「小さくても勝てる」
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

昭和36年9月17日生
昭和59年 3月 東京大学法学部卒業
4月 自治省入省
同  財政局地方債課
7月 兵庫県地方課
61年 7月 自治省自治大学校研究部
62年 8月 同 選挙部管理課
63年 4月 同 選挙部選挙課
平成 2年 4月 福井県市町村課長
4年 4月 同 財政課長
5年 8月 自治省選挙部政治資金課課長補佐
6年10月 同 選挙部政党助成室課長補佐
7年 9月 同 大臣官房総務課課長補佐として米国派遣
アメリカ合衆国連邦選挙委員会
8年 1月 カリフォルニア大学バークレー校政府制度研究所客員研究員
4月 自治省財政局調整室課長補佐
9年 4月 同 税務局府県税課課長補佐
11年 4月 同 税務局企画課理事官
7月 鳥取県総務部長
13年 6月 同 副知事
17年 4月 総務省自治行政局選挙部政治資金課政党助成室長
18年 4月 自治体国際化協会審議役
6月 同 ニューヨーク事務所長
19年 2月 総務省退職
4月 鳥取県知事選挙初当選 鳥取県知事就任
23年 4月 鳥取県知事選挙再選(2期目)
27年 4月 鳥取県知事選挙再選(3期目)

講義概要

とっとりの元気づくり(地方創生)の取組を中心に、慶大大学院で学ぶみなさんに、地域ブランドづくり、人口減少対策・経済雇用施策・コミュニティづくりなどについて紹介し、鳥取県への関心を深めていただけるような内容とします。


第11回
2016年12月16日

モデレータ教員:
当麻
SKEMA Business School プロジェクトマネジメント専攻博士課程国際教授、国立北陸先端科学技術大学院大学客員教授
田中 弘 氏
【演題】グローバル・プロジェクトマネジメント(PM) プロデューサーからのメッセージ
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

日揮株式会社に42年間勤務、その間日本プロジェクトマネジメントフォーラム会長・日本プロジェクトマネジメント協会理事長を10年間務める。2002年よりフランスにて大学院教授を兼務。現在、フランスSKEMA経営大学院博士課程国際教授、ウクライナ国立工業大学大学院3校の名誉教授、セネガルCASR3PM大学院大学博士課程上席教授、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科客員教授、岡山県立大学大学院招聘教員を務める。1967年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2006年フランス ESC LilleよりPh.D授与。2009年以降ウクライナ国立工業大学3校より名誉教授学位取得。国家表彰5件を含め、15件(国内3、海外12)のプロジェクトマネジメント貢献賞を受賞。

講義概要

田中弘は、日本のグローバルエンジニアリング企業社員として、プロジェクトマネジメント協会代表として、また5か国の大学院国際教員として、40年にわたり国内外でプロジエクトマネジメントの体制作り、普及あるいは高等教育に携わり、約70ヵ国の職業人・学生と互恵関係を築いてきた。今世紀には単身、教員として多拠点型教育展開モデルを作った。このグローバル・プロジェクトマネメント・プロデューサーとしての経験をできるだけ直接的にお伝えしたい。併せて世界各地/業界のプログラム&プロジェクト実践力の比較、関連高等教育・研究の現状、日本の位置につき話題を提供したい。


第12回
2017年1月6日

モデレータ教員:
高野
大学共同利用機関法人自然科学研究機構 核融合科学研究所 所長
竹入 康彦 氏
【演題】地上に太陽を -核融合エネルギーの実現を目指して-
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1985年京都大学大学院工学研究科博士課程中退、京都大学ヘリオトロン核融合研究センター助手、核融合科学研究所助手、同助教授を経て、2004年同教授。2015年4月より核融合科学研究所 所長。京都大学工学博士。総合研究大学院大学物理科学研究科核融合科学専攻 専攻長を併任。核融合を実現するために、大型ヘリカル装置(LHD)を中心とした高温プラズマの研究を推進。専門は粒子ビームを用いたプラズマ加熱。1989年の核融合科学研究所の創設から、LHDの設計、建設に参加。世界初となる負イオンを用いた中性粒子ビーム入射加熱装置を開発して、LHDのプラズマ加熱実験に取り組み、プラズマの高性能化、特にイオン温度の高温度化の研究により、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞。また、負イオン源の研究により、2016年NIBS Awardを受賞。

講義概要

太陽や恒星のエネルギーは核融合により生み出されています。この核融合エネルギーを地上で実現できれば、燃料資源がほぼ無尽蔵で環境への負荷が小さいという特長から、人類は数十万年以上にわたってエネルギーを確保することができます。核融合では、水素の同位体の原子核同士が融合して、より重いヘリウムになるときに発生する大きなエネルギーを利用して発電しますが、そのためには、燃料ガスをイオンと電子がバラバラになったプラズマ状態にして、1億2,000万度以上の高温度にしなければなりません。通常の容器では保持できないため、磁場の力により、プラズマを容器の壁に触れないよう閉じ込める研究が進められてきました。核融合研究が開始されて60年近くになりますが、建設中のITER(国際熱核融合実験炉)では核融合エネルギーの発生が計画されるなど、近い将来の発電実証が現実的になるところまで研究が進展してきました。講義では、プラズマをどのようにして閉じ込めて加熱するのか、そして、エネルギーをどのようにして取り出すのかについて解説するとともに、核融合科学研究所で進められている大型ヘリカル装置(LHD)による定常プラズマ研究の最前線について紹介します。


第13回
2017年1月13日

モデレータ教員:
西村
国立大学法人筑波大学 副学長・理事
稲垣 敏之 氏
【演題】人の認知・判断の特性と限界を考慮した自動走行システムと法制度の設計 - 人に優しい自動運転の実現に向けて
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1979年京都大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。ヒューストン大学リサーチアソシエイトを経て、1980年8月筑波大学電子・情報工学系講師。1987年同助教授。1994年同教授。2001年大学院システム情報工学研究科教授(組織改組)。その後、同研究科 研究科長等を経て、2015年4月より筑波大学副学長・理事、現在に至る。この間、1990~1991年カッセル大学(フンボルト財団奨学研究員)、2009年ヴァレンシエンヌ大学客員教授。人と機械の共生に関する研究に従事。IEEE Reliability Society Japan Chapter Chair、国交省先進安全自動車推進検討会副座長等を歴任。現在、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動走行システム」推進委員会構成員、同システム実用化WG主査等。システム制御情報学会論文賞、ヒューマンインタフェース学会論文賞等受賞、電子情報通信学会フェロー。著書『人と機械の共生のデザイン―「人間中心の自動化」を探る』(森北出版)ほか。

講義概要

交通事故削減やドライバーの負荷軽減等への寄与が期待されるなか、各国で自動運転の実用化研究が推進されている。しかし、ともすれば技術開発が先行し、人に過大な要求をせず、人を慢心させず、人に価値や有用性をもたらす自動運転はどのようなものか、また、自動運転を想定した法制度はどのようなものであるべきか等は、まだ明らかになっていない。早くから高度自動化が進められた航空機が経験してきた事実が物語っているように、自動化には「光の側面」と「影の側面」がある。まして、高度自動化システムを扱うための厳しい教育・訓練を課される航空機パイロットに比べ、自動車の場合にはそのような教育・訓練を前提にできない等、自動車には航空機に比べて自動化の推進に不利な要因がいくつか存在する。そのため、社会に心から受け入れられる自動運転の実現を目指すなら、技術的課題だけではなく、人の心理や法制度のあり方も含めた幅広い視点からの考察が必要である。
本講義では、人に優しく、社会から受容される自動運転の実現を目指すとき、工学・法学・心理学の視点からどのような課題を解決していく必要があるかを考察する。


第14回
2017年1月20日

モデレータ教員:
前野
(株)ネクスト 代表取締役社長/(一財)ネクストウィズダムファウンデーション 代表理事/(一社)デモクラティアン 代表理事
井上 高志 氏
【演題】革新力 ~自らの力で真理に満ちた世の中に変える~
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

新卒入社した株式会社リクルートコスモス(現、株式会社コスモスイニシア)勤務時代に「不動産業界の仕組みを変えたい」との強い想いを抱き、1997年独立して株式会社ネクストを設立。インターネットを活用した不動産情報インフラの構築を目指し、不動産・住宅情報サイト『HOME'S(ホームズ)』を立ち上げ、掲載物件数No.1(※1)のサイトに育て上げる。2011年からは、海外進出を開始。2014年には世界最大級のアグリゲーションサイトを運営するスペインのTrovit Search, S.Lを子会社化。現在は、国内・海外併せて13社(※2)の子会社を展開し、世界46ヶ国(※3)にサービス展開している。 日本のみならず世界で情報インフラの構築を進め、国籍や言語に関わらずスムーズに住み替えができる仕組み創りを目指す。 座右の銘は、ネクストの社是でもある「利他主義」。究極の目標は「世界平和」で、事業活動を通じて、「不安」「不満」「不便」といった社会に存在する「不」の解決を目指す。 ※1:産経メディックス調査(2016.1.23) ※2:2016年9月時点 ※3:2016年9月時点

講義概要

現在、世の中には多くの「不」が存在します。
その「不」を、遠い世界の話なのではなく自分ごととして捉え、それを解消するために、自分自身が熱意を持って行動すべきことは何なのか。
これまで事業活動や個人の活動で取り組んできた、不動産業界改革、教育改革、規制改革、政治改革、途上国支援、社会デザイン、世界平和などの事例を紹介し、みなさん自身が自らの手で解決したい社会問題について想いをめぐらせていただき、ワールドカフェ形式にてアクションプランに落とし込みます。


第15回
2017年1月27日
【公開講座】

モデレータ教員:
前野
石坂産業株式会社 代表取締役
石坂 典子 氏
【演題】「自然と地域と技術が共生する」五感経営
■会場:会場:来往舎シンポジウムスペース
■時間:19:00-20:30(6時限)

講師プロフィール

1972年東京都生れ。米国に短期留学後。父が創業した産業廃棄物中間処理業の石坂産業に入社。埼玉県所沢市周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの報道を機に、「私が会社を変える」と父親に直談判し、2002年社長に就任。「自然と地域と共生する企業」を目指し、共に育み共に栄える100年先の企業づくりに挑戦。“見せる・見られる”五感経営を実践し、世界中から見学者が訪れる先進的な環境配慮型企業に変革させた。里山保全再生に取組み、JHEP(ハビタット認証制度)最高ランク「AAA」を取得。2013年には経済産業省「おもてなし経営企業50選」に選出。『先輩ROCKY0U(日テレ)』『夢の扉+(TBS)』『先人たちの底力 知恵泉(NHKEテレ)』『カンブリア宮殿(テレビ東京)』出演ほか、多数のメディアに取り上げられている。日本全国の団体・行政・学校から講師・講演依頼が殺到している。2014年12月ダイヤモンド社「絶対絶命でも世界一愛される会社に変える!」発刊、2016年9月20日経BP社「五感経営―産廃会社の娘、逆転を語る」発刊 日経Woman of the Year 2016に選ばれている。

講義概要

日本は高度経済成長の波にのって、どんどん豊かになり、同じようなスピードで、廃棄物がどんどん増えていきました。資源の少ないこの国で、平然と捨てている事実を目の当たりにして、「このままでは日本が、地球がダメになる」との強い想いが生まれ、石坂産業創業のきっかけとなりました。1999年に所沢ダイオキシン騒動が起こりました。誤報であったにも関わらず、その後も石坂産業は大きな風評被害を受け、周辺住民からの非難を受け続けました。その中で、「私たちは、どうしてこんなに叩かれるのか?この業界の価値をどうしたら理解してもらえるのか?」と苦悩し続け、マイナスのスパイラルを、プラスに変えていきました。現在では「あの会社は、本当に産業廃棄物処理の会社?」と言われるまでに至ったのです。今回は、「マイナスからプラス」へ逆転の発想へと繋げてきた当社のお話をさせて頂きます。

  • CSV編 グローバルに考え、ローカルに行動する
  • リーダーシップ編 しつこいトップダウンに始まり、おおらかなボトムアップに至る
  • 人材教育編 「自分で考える」のは面倒くさい?仕事の醍醐味を伝える
  • コミュニケーション編 社員とのあいさつ一つから真剣勝負 他