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矢野 創

矢野 創(やの はじめ)特別招聘准教授

研究・教育分野

小惑星や彗星、その破片である流星・宇宙塵など、太陽系小天体に関する探査・実験・分析・観測・理論的研究の融合から、惑星系、地球型惑星、生命前駆物質の起源と進化を実証的に解明すること。特に深宇宙探査ミッションおよび宇宙環境実験による、未踏・未知のフロンティアへの挑戦を重視している。SDMでは「フロンティアプロジェクトマネジメント(日英両語)」講座を2010年度に創設し、現在も担当。具体的な教育・研究分野は以下の通り。

<宇宙物質・宇宙生物学(宇宙塵総合研究)>

 ・生命前駆物質を含む、宇宙塵を通じた太陽系内の物質・構造・環境
 ・微小重力地質学
 ・スペースデブリや地球衝突問題を含む、超高速衝突現象
<宇宙探査>
 ・有人・無人深宇宙探査
 ・フロンティアプロジェクトマネジメント

経歴

1995年、英国ケント大学院宇宙科学科でPh.D.を取得後、旧文部省宇宙科学研究所、米国航空宇宙局ジョンソン宇宙センターを経て、現在はJAXA宇宙科学研究所・学際科学研究系助教。総合研究大学院大学物理科学研究科宇宙科学専攻およびJAXA月惑星探査プログラムグループ併任。LDEF、EuReCa、ハッブル宇宙望遠鏡, SFU, Leonid MAC、のぞみ、スターダスト、はやぶさ、イカロス、たんぽぽ、はやぶさ2、ソーラー電力セイルなど、十余りの日欧米の宇宙実験、太陽系探査プロジェクトに参画。「はやぶさ」では、科学チームメンバー、試料採取機構開発、運用スーパーバイザー、カプセル回収・科学輸送を担当。2007年にPMP認定。2013年より学術誌Advances in Space Research編集委員。

専門分野

  • 太陽系探査科学
  • 宇宙生物・物質科学
  • 微小重力地質学

所属学会

  • IAA(通信会員)
  • IAU(彗星・小惑星物理研究委員会組織委員)
  • COSPAR(太陽系小天体委員会副委員長)
  • RAS(フェロー)
  • 日本アストロバイオロジーネットワーク
  • 日本航空宇宙学会
  • 日本マイクログラビティ応用学会
  • 日本惑星科学会

著書

  • 『大隕石衝突の真実』(2013年、ニュートンプレス、共著)
  • 『星のかけらを採りにいく』(2012年、岩波書店、単著)
  • 『小惑星探査機はやぶさの超技術』(2011年, 講談社、共著)
  • 『Earthling』(2011年, ソルメディア、共著)
  • 『太陽系大地図』(2009年、小学館、共著)
  • 『未解決のサイエンス』(2000年、ニュートンプレス、共訳)
  • 『彗星大衝突』(1997年、三田出版、共訳) ほか。

映像作品

  • 『HAYABUSA ZERO』(2013年、東映、DVD出演)
  • 『はやぶさ/HAYABUSA』(2012年、20世紀フォックス、DVDオーディオコメンタリー)
  • 『コズミックフロント:大冒険!はやぶさ 太陽系の起源を見た』(2011年、日本コロムビア、DVD出演)
  • その他、プラネタリウム監修、マルチメディア作品など多数。

論文

  • Y. Takano, H. Yano, et al.; Planetary protection on international waters: An onboard protocol for capsule retrieval and biosafety control in sample return mission, Advances in Space Research, 53, pp.1135-1142, (2014).
  • P. Tsou, D. Brownlee, C. P McKay, A. Anbar, H. Yano, et al.: LIFE: Life Investigation For Enceladus A Sample Return Mission Concept in Search for Evidence of Life, Astrobiology, 12,No.8, pp.730-742, (2012).
  • H. Miyamoto, H. Yano, et al.: Regolith migration and sorting on asteroid Itokawa, Science, 316, pp.1011-1014, (2007).
  • H. Yano, et al.: Touchdown of the Hayabusa spacecraft at the Muses Sea on Itokawa, Science, 312, pp.1350-1353, (2006).
  • M.E. Zolensky, T.J. Zega, H. Yano, et al. : Mineralogy and Petrology of Comet 81P/Wild 2 Nucleus Samples. Science, 314, pp.1735-1739, (2006).
  • H. Yano: Primitive body exploration in the solar system and astrobiology, Viva Origino, 30, No. 3, pp.145-156, (2002).
  • H. Yano, H.J. Fitzgerald and W.G. Tanner: Chemical analysis of natural particulate impacts on the Long Duration Exposure Facility, Planet and Space Sci., 42, No.9, pp.793-802, (1994).

他、日英査読論文多数。 詳細は ResearchGateを参照ください。

受賞

個人:
IAU小惑星(8906)Yano命名、NASAGroup Achievement Award, NASA Ames Honor Award, NASA感謝状、Jaya Jayant Award、日本機械学会宇宙工学部門・一般表彰 スペースフロンティア、ICU-DAY賞、など。

団体(主にはやぶさプロジェクトチームとして):
Space Pioneer Award、Jack Swigert Award、Wernher von Braun Award, Laurels Award for Team Achievement、菊池寛賞、朝日賞、読売テクノフォーラムゴールドメダル賞、星雲賞、チームワーク・オブ・ザ・イヤー2010最優秀賞、日本クリエイション大賞ネバーギブアップ賞、DIMEトレンド大賞特別賞、文部科学大臣表彰、相模原市顕彰、宇宙開発担当大臣感謝状、文部科学大臣感謝状、JAXA業績表彰・理事長賞、など。