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2013.09.03

慶應SDM公開講座 白熱対談「公共哲学×システムデザイン・マネジメント コミュニタリアニズムと協創」

趣旨 マイケル・サンデルのハーバード白熱教室以来、新しい思想として、「コミュニタリアニズム」が注目されるようになってきました。「公」として「公益」を追求する「国家」や、「私」として「私益」を追求する「市場」よりも、「共」として「共益」を追求する第三の道です。
一方、社会システム的な視点で観察してみると、イノベーションの担い手を、カリスマ的個人の力によるものではなく、多様なステークホルダーの参画による「協創」によって実現していこうという流れが見えてきます。特定の権威ある組織や能力ある個人に依存するのではない、独立して考える力をもった多様な人たちが協力し合い、環境と共生して生きようとする「コラボレーション」という道。
私たちが向き合う課題が多様化・複雑化する中で、時代は共通したあるひとつの方向性を私たちに投げかけています。
それは「共」というメッセージ。
私たちが東日本大震災という自然の脅威にさらされたときに、社会の中から自ずと浮かび上がってきたメッセージは「絆」や「つながり」でした。私たちは一人で生きているのではない、また誰かのためだけに生きているのでもない。
「共」をコンセプトとした新たな生き方や新たな社会の在り方をデザインすることが求められているのではないでしょうか。 本講座では、哲学的な視点とシステムデザイン・マネジメント的な視点を通じて、「共」という現代の最も根本的なテーマにアプローチしていきます。また、今回はその可能性の一端を実感していただくために、「白熱教室(対話型講義)」を行い、参加者の皆さんと共有することで、現代社会が抱える本質的課題に対する洞察力を鍛えていただきたいと思います。
日時 10月6日(日)13:00〜16:00
会場 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館CDF教室
タイムスケジュール
  • 13:00-13:30 講演1 小林正弥(特別招聘教授)
  • 13:30-14:00 講演2 前野隆司(SDM研究科委員長)
  • 14:00-14:30 クロストーク 小林正弥教授×前野隆司教授
  • 14:30-15:30 白熱教室「利己と利他のジレンマ」
  • 15:30-16:00 質疑応答、まとめ・解説
参加費 無料
定員 80名
応募方法 申し込み受付を終了しました。
主催 慶應義塾大学大学院SDM研究科附属SDM研究所イノベーティブデザインセンター
協力 有限会社オール・アズ・ワン
お問い合わせ先 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
Phone : 045-564-2518
Email:sdm@info.keio.ac.jp
参考資料