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留学プログラム

交換留学 派遣プログラムについて

システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科には、研究科独自の交換留学制度があります。
<単位互換協定のある交換留学>
1. デルフト工科大学、技術・政策・管理学部(オランダ)
2. ミラノ工科大学、経営工学プログラム(イタリア)
3. 国立応用科学院トゥールーズ校(INSA トゥールーズ、フランス)
4. チュラロンコン大学、工学部(タイ)
<訪問研究者としての交換留学>
5. パデュー大学、工学部、パデュー・ポリテクニク・インスティトゥート(米国)
6. マサチューセッツ工科大学 (MIT)、複合工学システムセンター(米国)
7. ケンブリッジ大学(注2)、アジア・中東学部(英国)
8. カーネギーメロン大学、ハインツカレッジ(情報システム・公共政策)(米国)
9. スイス連邦工科大学(ETH Zurich)(スイス)

訪問研究者として留学する場合は、SDM の学生は訪問中に研究活動/プロジェクトを行うため、授業を受けることはできません (単位は取得できません)。
これらの協定校で取得した単位は、SDM研究科委員会の承認により、学則に定められた範囲内で修了に必要な単位として認定されることがあります。派遣生は留学中慶應義塾大学に授業料を納入し、派遣先大学での授業料は免除されます。

デルフト工科大学技術・政策・管理学科(オランダ)
Faculty of Technology, Policy and Management, Delft University of Technology (TU Delft), The Netherlands
ミラノ工科大学管理・経済・産業工学科(イタリア)
Department of Management, Economics and Industrial Engineering, Politechnic University of Milan (Polimi), Italy
国立応用科学院トゥールーズ校(フランス)
National Institute of Applied Science Toulouse (INSA Toulouse), France
パデュー大学工学部(アメリカ)
College of Engineering, Purdue Univeristy, USA
パデュー大学(パデューポリテクニクインスティトゥート)(アメリカ)
Purdue Polytechnic Institute
チュラロンコン大学(タイ)
Chulalongkorn University
マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
Engineering Systems Division, Massachusetts Institute of Technology (MIT), USA

2023年度にはパデュー大学(パデューポリテクニクインスティトゥート)(アメリカ)、スイス連邦工科大学(IVT)(スイス))との協定が新たに締結されました。

慶應義塾大学 海外協定校一覧

青井奨学会でのケンブリッジ大学への留学プログラム

ケンブリッジ大学(イギリス)

派遣学生の声

報告1【デルフト工科大学】

私は修士1年の秋学期をオランダのデルフト工科大学で過ごしました。留学中はデルフト工科大学TPM研究科、CoSEMコースに在籍していました。もともと自分の興味ある分野の授業に加え、国内では本格的に学べる機会の少ない授業や、他の研究科の授業も受けるなど、自分の視野を広げるよう努めました。学期のはじめは英語でのディスカッションに慣れていないこともあり授業についていくのも精一杯でしたが、いずれの授業担当の先生方、学生方にも快く迎えていただき、最終的には現地のスタイルに馴染むことができました。異なる文化や考え方をもつ学生が世界中から集まり交じり合う環境で、学び、ディスカッションし、課題に共同で取り組めたのは計り知れない財産になったと思います。特に、デルフト工科大学の授業を機会として、修士研究の核となるアイディアに出会えたのはSDM生活の中でも特筆すべき経験でした。様々な刺激を浴びたおかげもあり、留学後には自分の物事の見方が変わったとはっきり実感できました。具体的には、相手の意見と自分の意見が対立している場合でも、意見の中で共通しているポイントを探し、自分の視点を変えて相手の見方に近づけることを意識するようになりました。海外留学は自分にとってはじめての経験で、異なる文化圏で生活のリズムを築くのに苦労しました。環境に慣れ始めてからは、学外でも人とのつながりを作ることに挑戦し、現地のレクリエーションコミュニティにも定期的に参加していました。クリスマスシーズンにはコミュニティのメンバーからホームパーティに誘っていただき、オランダの家庭料理・伝統料理を振舞っていただきました。鮮やかな色合いのエルテンスープや、具材満点のスタンポットの味は一生忘れないでしょう。SDMにご入学された皆様には、ぜひ海外留学の機会を活かし、新たな世界と学問の探求に挑戦していただきたいと思います。

報告2【ミラノ工科大学】

2022年9月から2023年2月末まで、イタリアのミラノ工科大学で交換留学を経験しました。ミラノ工科大学は、ミラノに本部を置くイタリアの国立大学であり、QS世界ランキングでは、建築学部は世界7位など、国際的にも知名度があり、毎年多くの学生が世界中から集まります。私が所属した研究科はManagement Engineeringで、Design Thinking for Business、Strategic Innovation、Vision and Change、Collaborative Sustainability Impact for Innovationの4つの授業を履修し単位を取得しました。イタリアの授業は、4時間通しで実施され、自由にコーヒーブレイクなどを取って良いことアクティビティメインで授業が行われることは、とても新鮮でした。4つの授業の中でも、特にDesign Thinking for Businessクラスには思い入れがあり、この授業ではデザイン思考(意味のあるイノベーション理論)で有名なミラノ工科大学所属のロベルト・ベルガンティ先生のフレームワークなどを利用し、イタリアの企業と連携しながら、イノベーティブな解を生み出すことを経験することができました。また、ミラノ工科大学での試験勉強は、マークシート/記述試験→合格した場合 口頭試験があり、何百ページもある授業の資料を暗記、理解することはとても過酷であったことも今となっては良い思い出です。イタリアは、街が美しいこと、食べ物・お酒が美味しいことなどあり、充実した日々を過ごすことができました。一方で、イタリアの建物が全体的に古いこと、各種手続きに時間がかかること、コミュニケーション部分で苦労した点もありますが、日本とは全く異なる社会で生活できたことで、自分自身を成長させることができました。

報告3【コペンハーゲン大学】

2023年2月から6月まで、デンマークのコペンハーゲン大学に留学をした。留学中、デンマークにおけるウェルビーイングやスタートアップエコシステムの現状について研究を進めた。デンマークの国土は日本の九州と同じくらいの面積で、人口は600万人弱でありながら、幸福度、格差の小ささ、汚職の低さ、デジタル競争力、国際競走力などのランキングで常に上位の国となっている。なぜ小国であるデンマークが国際社会で存在感を発揮できるのかを理解するために、まずは、デンマークの社会や文化、歴史を体系的に学習できる講義を受講した。また、デンマークの人たちが持っている価値観を知るために、語学面での不安はあったが、事前に質問を準備しながら、様々なデンマーク人と積極的に交流することを心がけた。そして、自分から主体的に働きかけることで、日本文化を教えているデンマーク人の教授のクラスに参加して、日本とデンマークのウェルビーイングについて発表をする機会なども得た。加えて、大学のイノベーションハブが主催の起業プログラムである「UCPH Lighthouse Lead-In Student Entrepreneurship Program」に参加し、自分の起業アイデアを育てていく経験をした。デンマークの人々がどのような形で、プロジェクトやビジネスを前進させていくのか、イノベーションを創出するための工夫、仕組みについて、日本との相違点を意識しながら学ぶことができた。留学を通じて、デンマークの人々は、社会全体の信頼をベースとして、他者を尊重しながら、自分の意見を率直に伝えるコミュニケーションができており、人々は互いにオープンで穏やかで、失敗に対して寛容な文化があると感じた。デンマークには「PYT(ピュット)」という言葉がある。これは、何かネガティブな出来事が生じた時に、「まあいいか」「なんとかなる」と気分を切り替えるために人々が言う言葉である。デンマークの人々が幸せにビジネスに挑戦し続けることで、成果を出しているカギがこの心の状態にあると思う。私自身も、デンマークで学んだPYTの精神を大切にしながら、今後もしなやかに挑戦を続けていきたい。

報告4【ケンブリッジ大学】

2023年12月に1ヶ月間、青井奨学金(Aoi Global Research Award)を受領し、イギリスケンブリッジ大学に留学をしました。本留学は、研究留学であるため、授業は履修せず、自身の修士研究に関係のある先生方にインタビュー、図書館などの施設を利用させていただきました。インタビューは、自身の修士研究が「日本の中、高、大学生の知的リスクを取る意欲向上を促す手法の開発」であっため、現地ではSDMの学びに近い研究をされている工学部の先生、Creative Educationを専門とする教育学部の先生、リスクを専門とするUniversity Center for Risk Studiesの教授にお時間を頂戴し、研究に対するアドバイスをいただきました。初めてお会いしたのにも関わらず、熱心に研究に対し、視座を共有してくださり、日本だけに留まらず、海外で自分の研究や思いを発信していくことの重要性に気づきました。イギリスの12月は、とても寒く、毎日天気も雨だったのですが、ケンブリッジの美しい街並み、芝生の青々しさ、交通機関も通常に動いていることなど、快適に留学生活を過ごすことができました。

海外留学に興味を持っている方へ

国際研究講座で取り扱う国/地域は、アジア・オセアニア、北米、ヨーロッパからアフリカにおよぶほか、国際社会、異文化理解をうながす講座もあります。一方日本研究講座では、社会、経済、ビジネス、政治をはじめ歴史、文学、芸術、思想・宗教など幅広い側面から日本を探求します。

海外からの外国人留学生と共に英語で学ぶ授業としてユニークなものであり、学問を通しての国際交流の場として日本人学生の積極的な参加を歓迎しています。
なお、本講座の履修単位の取り扱いは日吉学生部(大学院担当)窓口で確認してください。

レジデント・アシスタント(RA)について

国際センターでは、留学生といっしょに大学留学生用宿舎に住み、日々の生活を支援する日本人学生(レジデント・アシスタント(RA)と呼びます)を募集しています。RAは、日本にいながら留学生と交流できる貴重な経験をすることができます。

新しいことに挑戦したい方、国際的な経験・視野を広げたい方、組織作りに興味がある方、自分の体験を生かしたい方などは、応募を考えてみてください。

For Future Exchange Students

Student Exchange Program

The Graduate School of System Design and Management, Keio University (Keio SDM) welcomes international exchange students seeking to study at Keio SDM from our partner universities. Students need to be nominated by their home universities to attend our Student Exchange Program for one semester or one academic year beginning in either Spring or Fall Semester.
This section will outline the application procedures to become an SDM exchange student and provide other useful information.

Apply to be an Exchange Student

SDM staff will inform the student exchange program coordinators of our partner universities about the Application documents (including eligibility and requirements) and the application deadline.
Application Documents and procedures will be announced to the student exchange program coordinator of our partner universities.