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研究内容

SDM研究科での研究内容の例をご紹介します。

途上国地方村への遠隔医療システムの導入研究

医療機関三層構造による遠隔医療想定図当麻哲哉准教授のコミュニケーションデザインラボでは、小木哲朗教授と共同で、途上国の地方村に遠隔医療システムを導入する研究を行っています。インドのジャンシー医科大学(英語原稿ではMedical College Jhansi)(ウッタル・プラデーシュ州ジャンシー市)および、MphRx社(My Personal Health Record Express、デリー)と協働で、ジャンシー市およびラジガナ村等の病院・診療所にインターネットを活用した遠隔医療による地域医療連携に取り組んでいます。

Medical College Jhansi
MphRx社

衛星を利用した位置情報サービスの研究

神武直彦准教授は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと連携し、準天頂衛星「みちびき」やGPSを用いた測位性能向上および屋内位置測位技術と融合した屋内外シームレス測位技術を確立するための共同研究を実施しています。また、その成果を踏まえ、東急電鉄と連携した屋内外シームレス測位技術のスマートシティへの適用実証や、NTTデータと連携したリアルタイム防災システムの研究開発を実施中です。

視覚障がい者向けの音声ナビゲーションシステムの研究

春山真一郎教授は、可視光通信技術を活用し、視覚障がい者向けの音声案内システムを開発しています。このシステムは、LED照明から送信される屋内位置情報をスマートフォンで受け取り、視覚障がい者の位置と姿勢をもとに、音声で案内するものです。2012年2月に大阪のエイジレスセンターで公開実用化実験を行い、視覚障がい者に体験していただき、方向指示の音声案内が、その対象物の方向からヘッドホンで聞こえてわかりやすい等のコメントをいただきました。

没入感の高い空間映像の利用に関する応用研究

小木哲郎教授は、ドーム環境の中での没入感の高い空間的な映像表現技術の研究を行っています。2011年12月7日から日本科学未来館のプラネタリウムで上映されたドーム用アニメーション番組「ちきゅうをみつめて」の映像効果の監修を担当しました。今後は、生成される没入感の高い空間映像の効果を学習用途に利用する応用研究へとつなげていきます。

詳しくは教員のページラボ紹介のページをご覧ください。