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2019.09.24

慶應SDMヒューマンラボ主催「アートとウェルビーイング」WORKSHOP 〜アートによるWellbeingを体験し、感じ、気づき、学ぶ時間〜

アート、してますか?

学術はアートとサイエンスに分かれます。
ここでいうアートとは、
人文科学や芸術を含む、
広い意味です。
単に「芸術」という意味ではありません。
哲学、文学、社会学、芸術的活動、
創造的活動全般を含みます。

つまり、
仮説を科学的に検証する活動以外の、
人間の創造的な活動全般が
「広義のアート」なのです。

また、「広義の哲学」は、
「狭義の哲学」「倫理学」「美学」に
分かれます。

いわゆる、真・善・美です。
それぞれは、
悟性・理性・感性に関係すると
言われています。
まとめると、以下のようになります。

私たちの存在と認識とは何なのか?
(哲学・真・悟性)
私たちはいかに生きるべきか?
(倫理学・善・理性)
私たちは何を美しいと感じているのか?
(美学・美・感性)

つまり、アートや美学は、
美・感性に関わる営み一般であると
いえるでしょう。
もちろん、ここでいう美とは、
視覚的な美しさのみならず、
五感で感じる美しさや、
心の美しさも含みます。

つまり、広い意味でのアートとは、
感性を高め、美しさを理解し、
人文科学も理解して、
より良い人間活動を行うための、
サイエンス以外の活動全般、
といってもいいでしょう。

創造的な活動や、美に関する活動は、
人々のWellbeing(幸福・健康・福利)を
高めることが知られています。
ところが、現代人の多くは、長い時間を、
創造や美に関わらない時間に充てて
いるのではないでしょうか。
私たちは、もっと創造と美と感性に重点を
置いて生きるべきではないでしょうか?

また、これからはAIが人間の仕事の
多くを代替すると言われています。
AIに代替されないのは、
創造性と感性を活かした、
オーセンティック(ありのまま)で
アートフルな活動だと
言えるでしょう。
つまり、私たちは、これから、
画一的な尺度で測れるような知識ではなく、
創造性と感性、すなわち、広い意味での
アートの力を伸ばしていくべきなのでは
ないでしょうか?

このため、本ワークショップでは、
広い意味でのアートに触れることによって、
五感の感度を高めるとともに、
自分らしさを発見していくことを通して、
各自のWellbeingを高めることを目指します。

日時 2019年10月27日10:00-17:00(1時間程度の昼休みを含みます)
場所 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース
http://www.hc.keio.ac.jp/ja/hiyoshi_campus/guide/
概要(予定)
  • 概要の説明とアンケート調査
  • ハーブティーによるマインドフルテースティングのワーク
  • 写真鑑賞のワーク
  • 写真撮影のワーク
  • ダンスのワーク
  • アンケート調査
講師 前野隆司(慶應SDM)、他
参加費 無料
申込み 【こちら】のフォームからお申し込みください。
お問い合わせ システムデザイン・マネジメント研究科
Email:sdm@info.keio.ac.jp
電話:045-564-2518