MENU
2019.01.24

イプシロンロケット4号機がSDMで開発した通信機・超小型衛星を搭載して打ち上げられました

システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)の白坂教授が参画する内閣府ImPACTプログラム(白坂プログラム)で開発した高速ダウンリンク通信機(HXTX/HMGA)と、ベトナム宇宙機関と共同で開発を進めてきた50kg級の超小型衛星マイクロドラゴン(MicroDragon) が、1月18日午前9:50にJAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)からイプシロンロケット4号機で打ち上げられました。

高速ダウンリンク通信機(HXTX/XMGA)は、白坂プログラムにおいて、東京大学およびJAXAと協力して開発されたもので、2月以降に通信実験が行われる予定です。

超小型衛星マイクロドラゴンは、ベトナム宇宙機関若手技術者への教育と同国の初めての50kg級衛星の開発が主要な目的で、慶應義塾大学ほか、北海道大学、東北大学、東京大学、九州工業大学の5大学が教育と開発に参加しました。本衛星は、カメラでベトナム海岸を観測することがメインミッションとなっています。1月18日夜に電波受信とバス系基本機能の正常動作が確認されており、121日には、搭載したカメラである三重偏光カメラ(北海道大学開発)の一つを使って地球撮像に成功し、First Lightを撮ることができました。

MDG_FM_Final_at_JAXA_USC_01_20181123.jpeg

マイクロドラゴン(MicroDragon)


HXTX.jpg

Xバンド高速通信機(HXTX:High data rate X-band Transmitter)


XMGA.jpg

Xバンド中利得アンテナ(XMGA:X-band Middle Gain Antenna)