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2018.03.15

慶應義塾クラスター研究推進プロジェクト「安全クラスター」シンポジウム“Society 5.0, The Future of Space, and SoS Engineering”の開催報告

 慶應義塾クラスター研究推進プロジェクト「安全クラスター」の主催にて,Symposium “Society 5.0, The Future of Space, and SoS Engineering”を2018年3月9日,10日の両日に渡り,協生館3階CDF教室にて開催しました.
 第5期科学技術基本計画では,超スマート社会の実現を目指す取り組みであるSociety5.0の推進が期待されています.それには,社会システムをSystem of Systemsと捉え,その課題を把握した上で,システムズエンジニアリングアプ ローチを応用する必要があると考えられます.
 このシンポジウムでは,宇宙開発の長年にわたる経験を有し,INCOSE元会長でもあるHeinz Stoewer教授(TU Delft) から,創出されつつあるCyber Physical Worldの中で,システムズエンジニアリングとプロジェクトマネジメントの果たすべき役割についてと,System of Systemsの中での宇宙開発の未来展望について,お話を頂戴しました.
 また,JST未来社会創造事業の「超スマート社会の実現」領域のプログラムオフィサーである前田章氏からはSociety 5.0への挑戦について,本多敏教授(慶應義塾大学)からはSociety5.0の実現へ向けてのアプローチについて,講演をしていただきました.最後に,これらの内容を踏まえたパネルディスカッションを行い,私たちエンジニアや様々な分野の 研究者,および市民がSociety5.0にどのように関与することによって,より良い安全な社会を実現できるのかを討論しま した.

2日目のイベント開始

講演中のProf. Heinz Stoewer, TU Delft

質疑応答の様子

パネル討論で社会システムのマネジメントについて話をする西村秀和教授

Society 5.0への関与についての討論
この写真は慶應義塾公式カメラマン井上悟氏による撮影