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2018.02.20

「第6回農業・農村・地域活性化セミナー 農村で楽しもう」 開催報告

 2月15日、日吉キャンパス協生館で、「第6回農業・農村・地域活性化セミナー 農村で楽しもう」が、 慶應SDM研究所農都共生ラボ(農林中央金庫寄付講座)などの主催で開催されました。農都共生ラボ(アグ リゼミ)は、「農村と都市の共生」をテーマに活動しており、2014年から、一般向け公開セミナーを継 続開催しています。
 今回は、林美香子特任教授の新刊「農村で楽しもう」(安曇出版)の出版を記念して、農村ツーリズムに スポットを当てました。ゲストには、夏のアグリゼミ視察で訪れた北海道沼田町の商工会会長・観光協会 会長の吉住淳男さん(慶應OB)を迎えました。首都圏はじめ全国から、研究者、自治体職員、地域づくり実 践者、農業関係者など、中学生からシニア世代まで、幅広い方達が集まり、農村ツーリズムへの関心の高 さを感じました。
 林特任教授からは、農村景観づくり、地産地消、6次産業化、地域活動などの事例として、沖縄の宿泊 付き体験農場「あいあいファーム」、乳製品加工とレストランで人気の北海道ミルク工房などが紹介され ました。ひき続き、吉住さんと、沼田町のまちづくりに関する対談が行われました。米作地帯の沼田町は、 雪を米の冷蔵に利用した雪中米や、町民の手作りによるあんどん祭りが有名ですが、役場、農家、商工会 が連携してまちづくりに取り組む様子が紹介されました。参加者からの質問も数多く寄せられ、終了後も、 名刺交換や、講師への直接の質問などが続き、熱気あふれるセミナーとなりました。
 尚、新刊「農村で楽しもう」の紹介記事が、新聞に掲載されました。
朝日新聞北海道版 2/8
毎日新聞北海道版 2/10


会場の全体の様子

左から吉住氏と林特任教授