MENU
2017.06.08

慶應SDMは横浜市港北区と連携協定を締結しました。

 SDM研究科は、このたび、「システム思考やデザイン思考、マネジメントに関する教育研究成果を活用した地域の課題についての調査・事業の実施、スポーツに関する取組みやデータの活用検討等を通じて、相互のさらなる発展に寄与すること」を目的として、連携協定を締結しました。6月1日の連携協定締結式においては、港北区の横山日出夫区長と前野SDM研究科委員長が協定書に署名を行い、港北区とSDM研究科での連携への期待や計画についてそれぞれ述べました。
 連携に関する第一弾の取り組みとして、2つのことを開始致します。まず、港北区民が、自分が行ったスポーツに関するデータ(スポーツデータ)を収集・分析・考察する力を養う取り組みを行うと共に、スポーツデータに関するオープンデータ推進のための研究を行います。早速、6月下旬からは、港北区内の小学校で、スポーツデータを取得・分析・考察するセミナーを開始する予定です。本教育研究は、慶應義塾體育會蹴球部(ラグビー部)との連携において実施致します。
 また、システムデザイン・マネジメントの基礎的な考え方を実習形式で学ぶ講義「システムデザイン・マネジメント実習」において、受講生が、港北区の課題を解決するための新しいシステムのアイデアを創出し、その設計と検証までを行います。具体的には、課題の調査・分析や利害関係者の分析、システムの要求分析から設計、プロトタイプによる検証までを4-5名で構成されるチームで行い、その過程において、港北区役所職員とのフィールドワークや関係する利害関係者へのインタビューなどを行い、講義最終回では、そのシステムデザイン・マネジメントのプロセスと提案システムについての報告を行います。
 港北区とSDM研究科の今後の連携にご期待下さい。
kohoku-keio1.jpg
協定書を手に握手を交わす横山港北区長(向かって右)と前野研究科委員長(向かって左)
kohoku-keio2.jpg
続いて、港北区とSDM研究科の連携事例を発表する神武准教授
【撮影:石戸 晋】