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2015.09.07

「第4回 農業・農村・地域活性化セミナー」を開催

8月28日、日吉キャンパス協生館で、「第4回 農業・農村・地域活性化セミナー」が、慶應SDM研究所農都共生ラボ(農林中央金庫寄付講座)などの主催で開催されました。この公開セミナーでは、毎回、農都共生(農村と都市の共生)を主題として、各分野の研究成果やトップランナーのユニークな取組みなどを紹介しています。
今回のテーマは「新しい農業システムのひとつ CSAを考える」。CSAとは、一般の地域住民(Community)が収穫の前に会費を出し合って農家と生産を支える(Supported)農業(Agriculture)のこと。SDMで博士号を取得し、日米のCSAの研究を続ける村瀬博昭さん(新潟薬科大学准教授)はその可能性や魅力を講演。また、日本での数少ない実践者である片柳義春さん(農業生産法人なないろ畑代表)は「地域コミュニケーションこそ最大の産物」であることを強調されました。
CSAへの関心の高さを示すかのように、長野県、宮城県、三重県などからも、研究者、自治体関係者、農業関係者の参加がありました。また、林美香子特任教授をまじえた鼎談では、熱のこもった議論が繰り広げられました。

(左)鼎談の模様 (右)セミナー中の全景