趣旨 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)は一般社団法人Think the Earthとの共催で、有人潜水調査船「しんかい6500」を搭載した支援母船「よこすか」とのリアルタイム交信イベントを2013年7月1日に実施する予定です。「しんかい6500」および「よこすか」は、今年1月よりインド洋、南大西洋、カリブ海、そして南太平洋をおよそ1年かけて巡る「しんかい6500」世界一周航海「QUELLE(クヴェレ) 2013」を実施中であり、カリブ海では英領ケイマン諸島周辺へ向かいます。この海域の調査には、イギリス・サザンプトン大学やアメリカ・ウッズホール海洋研究所が参加予定で、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の高井 研プログラムディレクターが指揮を執ります。ケイマンライズには水深5,000mという世界最深の熱水域があり、400°Cを超える熱水が湧いているといわれています。400°Cの環境でも生物は生息できるのか、生命の生息限界に迫り、微生物との共生など、極限環境における生き残り戦略を明らかにすることを目的としています。 今回は、そのリアルタイム交信を前に、深海熱水域での生命の限界を探究する方々を迎えし、このプロジェクトの戦略や科学的意義などについての解説、参加者との質疑応答を行います。 大学生および大学院生を主たる対象とした講座ですが、中学生以上の方を対象に致します。申込みは下記申込みフォームからお願いいたします。 |
なお、当日は16:55ころからUstream配信【リンクはこちら】を行う予定です。
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日時 | 2013年 5月25日(土曜日)17時-19時 |
対象 | 大学生・大学院生を主たる対象とした講座ですが中学生以上の方にご参加いただけます |
場所 | 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館 C3S10 |
スケジュール |
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定員 | 60名(先着順) |
参加費 | 無料 |
申込み | 【こちら】の申込みフォームからお申込みください。 定員になり次第申込みを締切ります。 |
主催 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 一般社団法人 Think the Earth |
協力 | 独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
お問い合わせ先 | 慶應義塾大学学生部大学院SDM担当 e-mail:info@sdm.keio.ac.jp 電話:045-564-2518 |
講師プロフィール
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独立行政法人海洋研究開発機構 深海・地殻内生物圏研究プログラム プログラムディレクター/ 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所・学際科学研究系・客員教授 1997年京都大学大学院農学研究科修士・博士課程修了。2000年に海洋研究開発機構(当時 海洋科学技術センター)入所。2005年地殻内微生物研究プログラムリーダを経て2009年より現職。2008年より、プレカンブリアンエコシステムラボラトリーユニットリーダを併任。専門分野は超好熱菌の微生物学、極限環境の微生物生態学、深海・地殻内生命圏における地球微生物学を経て、現在は地球における生命の起源・初期進化における地球微生物学や太陽系内地球外生命探査にむけた宇宙生物学など。 |
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独立行政法人海洋研究開発機構 経営企画部経営戦略室 早稲田大学社会科学部卒業。民間企業での広報・宣伝業務等を経て2008年にJAMSTEC入所。事業推進部広報課に配属され、PR企画立案、映像制作などに従事。2012年7月より現職。新設された経営戦略室の一員としてJAMSTECの新たな長期ビジョン(2013年1月公開)作成に携わる。 |
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上田 壮一 (うえだ そういち) |
一般社団法人Think the Earth理事/プロデューサー 1990年東京大学大学院機械工学系研究科修士課程修了。株式会社電通を経て、96年よりフリーのプランナー/映像ディレクターとして独立。社会・環境がテーマの創造活動を目指し、2000年に株式会社スペースポート、2001年Think the Earthを立ち上げる。以後、書籍『百年の愚行』(紀伊國屋書店)、『1秒の世界』(ダイヤモンド社)、携帯アプリ「live earth」、デジタルプラネタリウム映像「いきものがたり」など、多くのプロジェクトを手がけている。 |
矢野 創 (やの はじめ) |
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 学際科学研究系助教/ 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特別招聘准教授 1995年、英国ケント大学院宇宙科学科でPh.D.を取得後、旧文部省宇宙科学研究所、米国航空宇宙局ジョンソン宇宙センターを経て、現職。総合研究大学院大学物理科学研究科宇宙科学専攻および宇宙航空研究開発機構月惑星探査プログラムグループも併任。2010年より慶應義塾大学大学院SDM研究科にて特別招聘准教授を務める。専門分野は太陽系探査科学、宇宙塵総合研究。Leonid MAC、スターダスト、はやぶさ、イカロス、はやぶさ2、たんぽぽなど、十余りの日欧米の宇宙実験、太陽系探査プロジェクトに参画。 |
小木 哲朗 (おぎ てつろう) |
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授 1986 年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、同年(株)三菱総合研究所入社、1994 年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、1996 年東京大学大学院工学系研究科助教授,1999 年通信放送機構研究員、2004 年筑波大学大学院システム情報工学研究科助教授を経て、2008 年より現職。ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ、臨場感コミュニケーション等の情報通信メディア技術に関する研究から、社会システム等を対象にしたビジュアル・シミュレーションまで、システムデザインとしての幅広い視点から研究を実施。 |
神武 直彦 (こうたけ なおひこ) |
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 1998年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年宇宙開発事業団(現JAXA)入社。H-IIA ロケットの研究開発と打上げに従事。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。国際宇宙ステーションや人工衛星に搭載するソフトウェアの独立検証・有効性確認の統括および宇宙機搭載ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESA との国際連携に従事。2009 年度より慶應義塾大学准教授。Sentinel Asia Project メンバー、Multi-GNSS Asia 運営委員、IMES(屋内GPS)コンソーシアム代表幹事。 |