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2012.11.09

「情報技術と宇宙時代」星出宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベントの開催報告

「情報技術と宇宙時代」星出宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベント 開催報告  システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科では、協生館3FのCDF(Concurrent Design Facility)教室を使用し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の星出宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベント「情報技術と宇宙時代」を開催した。前半のプレイベントでは、SDM研究科およびJAXAの講師陣により、ISSおよびリアルタイム交信を実現するための情報技術に関する解説が行われた。
 星出宇宙飛行士とのリアルタイム交信は夜の10時から20分間行われ、ここでは国際宇宙ステーションから送られてきたハイビジョン映像を2D/3D変換技術を使用し、CDFの180インチの4K3Dディスプレイに擬似3D映像として表示することで高臨場感通信を実現した。またCDF会場から、IP伝送装置、テレビ会議システム、IPテレビ電話、動画配信サービス等を使い、協生館内の藤原ホールと仮設プラネタリウムを始め、東京大学、京都大学、世田谷区、南三陸町の各会場に同時配信し、全7会場を相互接続したパラレル・リアリティとしての宇宙交信体験を実現した。星出宇宙飛行士との交信は、SDM研究科の大学院生および世田谷区、南三陸町の小中学生が行ったが、大画面に映し出された星出宇宙飛行士の3D映像と対峙しながら、ISSでの活動や宇宙での価値観の変化等、さまざまな質問を行った。

当日の開場の様子