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2012.05.21

7/20開催 SDM公開講座「編集のシステム的思考とは」(講師:松岡正剛氏、モデレータ:手嶋龍一)

 欧米のビジネス・サークルでは「あの人は編集能力が高い」と表現されることがあります。錯綜した事態を適確にさばき、問題の核心を浮き彫りにし、明晰な言葉で取りまとめる。まさしく現代人にとって最も求められている資質のひとつといえます。
松岡正剛さんは、いまの日本を代表する編集者です。いうまでもなく、書籍や雑誌の編集といった枠を超えて、ニッポンが抱える課題を快刀乱麻、鮮やかにさばいてみせる点で、真の意味での編集者と言えましょう。今回は松岡正剛さんをお招きして「SDM特別講義」を一般の方々にも公開し、三田キャンパスで開催します。
特別講義では、「編集とはなにか」について、豊富なご経験を踏まえてお話しいただくことになっています。さらに編集という技をシステムとして高めていくためには、どのような戦略的思考が必要となるかについてもご講義いただきます。以下に松岡正剛さんの主なご著書を挙げておきますので、これらのご著作を参考にしながら、当日は活発な議論を期待しています。

定員に達しましたので、締切とさせていただきます。
SDMの学生は申し込まなくても参加できます。
■松岡正剛千夜千冊
■知の編集工学
■連塾方法日本Ⅰ~Ⅲ

日時

7月20日(金)19:00~20:30

場所

慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール (キャンパスマップ【1】番の建物です)

定員

定員に達しましたので、受付を終了しました。

参加方法

本イベントの参加申込は締め切りました。
今後SDM研究科やSDM研究所が行うイベント等の案内を希望される方は、こちらからご登録ください。

内容

講師
松岡 正剛 氏

■プロフィール
1944年、京都生まれ。オブジェマガジン「遊」編集長、東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授などをへて、現在、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。「編集工学」の提唱者として、日本文化、経済文化、物語文化、自然科学、生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界など多方面におよぶ研究成果を、さまざまなプロジェクトの総合演出や企画構成、メディアプロデュースで展開中。平城遷都1200年フォーラム、文科省教育支援ソフト「Synla」、岐阜県主催「織部賞」、平城遷都1300年記念事業「弥勒プロジェクト」ほか。
一方、日本を「方法の国」とみなす斬新な切り口で「日本という方法」を提唱し、日本文化研究の第一人者として講演や講義を多数開催するほか私塾も積極的に行う。とくに「連塾」は「日本という方法」を伝承する特別塾として延べ18回開催。
そのほか、「本」にまつわるプロジェクトを精力的に進行中。2000年にネット上で連載をスタートした壮大なブックナビゲーション「松岡正剛の千夜千冊」は2011年10月現在、第1430冊を突破。
また同年、ネット上のラーニングシステム「イシス編集学校」を立ち上げ創立11年を迎え本を媒介に個々の編集力を引き出す活気的な学校として高い評価をうけている。近年は丸善・丸の内本店4階にリアル書店の未来像として書店「松丸本舗」をオープンして日本一の客単価を誇る。

■主な著書
自然学曼荼羅』、『外は、良寛。』、『日本数寄』、『日本流』、『山水思想』、『空海の夢』、『知の編集工学』、『遊学』、『花鳥風月の科学』、『日本という方法』、『松岡正剛千夜千冊』(全七巻+特別巻)、『17歳のための世界と日本の見方』、『誰も知らない世界と日本のまちがい』、『白川静─漢字の世界観』、『連塾・方法日本(全3巻)』、『多読術』、『わたしが情報についてかたるなら』ほか多数。共著に、エバレット・ブラウンとの対談集『日本力』や茂木健一郎氏との対談集『脳と日本人』など。編集に『全宇宙誌』、『アート・ジャパネスク』(全18巻)、『日本の組織』(全16巻)、『情報の歴史』、横須賀功光写真集『光と鬼』など。最新刊は、『法然の編集力』(NHK出版)、『日本のもと-海』監修(講談社)。

演題
編集のシステム的思考とは

モデレータ
SDM研究科 教授 手嶋 龍一

お問い合わせ先

システムデザイン・マネジメント研究科
Phone : 045-564-2518, Email: sdm@info.keio.ac.jp