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2011.06.01

緊急企画「震災危機を超えるエネルギーシステムデザインの未来」を開催しました

4月27日、6月1日(水) 、慶應義塾大学日吉キャンパスにて緊急企画「震災危機を超えるエネルギーシステムデザインの未来」を以下の通り開催いたしました。

 

パネリスト(順不同)

内閣府原子力委員会 委員長代理 鈴木 達治郎氏
独立行政法人放射線医学綜合研究所 理事 村田 貴司氏
社会安全研究所 所長 首藤  由紀氏
北陸電力志賀原子力発電所 安全品質担当課長 木南 宗孝氏 
原子力技術協会 専務理事 百々 隆氏
財団法人地球環境産業技術研究機構 理事・研究所長 山地 憲治氏
NPO法人環境エネルギー政策研究所 所長 飯田 哲也氏
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授 藤原 洋
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授 高野 研一

コメンテーター(順不同)


東京大学 特任講師 吉澤 剛氏
独立行政法人 放射線医学総合研究所 理事 村田 貴司氏
北陸電力株式会社 志賀原子力発電所 安全品質担当課長 木南宗孝氏
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 前委員長 狼 嘉彰
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 前副委員長 日比谷 孟俊
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 委員長 前野 隆司
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授 佐々木 正一
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授 高野 研一
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 土野 ケン・ビクター・レオナード
 

内容

第1回 原子力発電の今後をどう考えるか
福島第一原子力発電所は予断を許さない状況が続いており、原子力発電の将来には暗雲が立ち込めています。原子力発電はこれまで全発電量の3割を担っています。今後、急激なエネルギー需給変化による供給不安につながるようなことがあれば、日常生活にも産業界にも多大な影響を及ぼす可能性があります。その一方で、原子力発電に対する地域住民の不安は根強く、原子力発電そのものが必要なのかと云う討論も始っています。したがって、原子力発電の今後も展望した我が国のエネルギー需給の短期、中期、長期の将来展望について冷静で中立的な議論の端緒につくべきであると考えました。このような中立的な議論ができる場を提供するのは大学の責務であると考え、原子力関係者、自然エネルギー推進関係者など多様なバックグラウンドの方に御参加いただき、博士課程在籍者など学生を含めて原子力の今後について積極的な討論を進めたいと思います。

第2回 今後のエネルギー需給の戦略について
第1回で行われた議論を背景に、我が国の今後のエネルギー需給情勢について広汎に議論する。特に、浜岡原子力発電所の停止を契機に原子力の今後の需給動向がますます不透明になる中、今後のエネルギー源として期待される再生可能エネルギーや新エネルギー技術の進歩と動向、環境調和技術の今後の展望について議論する。また、2030 年段階のエネルギー政策の白紙が言明される状況を考え、長期的に見た我が国のエネルギー需給戦略とエネルギー源の多様化・セキュリティはどうあるべきか、方向性を見定めるための議論を行う。