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2009.11.25

学生の企業訪問の記事が新聞3紙に掲載されました

 11月11日(水)、SDMの講義「経済・経営・会計概論」の学外活動として、工作機械メーカー・西島株式会社(愛知県豊橋市)を、学生22名と清家塾長を含む教員5名が訪問しました。ここでは「一生現役」をモットーに、ベテランの技術者が意欲的に働ける環境を作っている定年制のないモデル的企業です。学生一同、教室を離れて現場に触れることで、より多くのことを学んできました。
 この訪問は、新聞3紙(日刊工業新聞、東日新聞、東愛知新聞)より記事として取り上げられました。
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学生たちが作った色紙をプレゼント

 

 

 

以下、新聞記事より・東日新聞提供(11月12日付け)

 

 

 「西島に慶応義塾の大学院生と塾長~定年制のない職場を見学」

 

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76歳の調理係女性紹介に大学院生たちも感激

 専用工作機械メーカーの西島(豊橋市石巻西川町、西島篤師社長)に11日、慶応義塾大学大学院生と清家篤塾長が訪れ、同社のものづくりと定年制のない職場の現状を見学した
 大学院生の見学の機会に自分も一緒にと参加した清家塾長は「日本は、世界で一番高齢化が進むが、多くの人が高齢になっても働きたいと思っている。ベテランの意欲と能力を生かしている西島を前々から見たかった」と西島社長の説明に真剣に耳を傾けた。
 清家塾長は、労働経済学が専門。雇用と労働問題を研究しており、勤続50年を超える社員を工場内に訪ね、国内でも高齢者が現職で活躍する姿に目を見張った大学院生は、システムデザイン・マネジメント研究科の23人。経営経済会計概論の講義の一環で初めて中小企業の現場見学を同社で行った。
 担当の当麻哲哉准教授と特別招へい講師で会計事務所長の吉田篤生氏らが引率、同社の86年も続くものづくりの原点、経営哲学について西島社長から話を聞き、工場内や社員食堂の野菜を栽培している畑を見学した。
 同日の見学会が実現したのは、同社の会計顧問でもある吉田氏が「豊橋にユニークでしっかり、ものづくりしている企業がある」と紹介したから。
 大学院生らは、到着後、社員食堂で水曜日メニューのカレーライスを食べた。西島社長が「カレーを作るために76歳の調理係が、25キロものジャガイモを手でむいて準備した」と調理係の女性を紹介した。
 また、工場見学では、勤続50年の社員や野菜畑も見て周り、質疑応答では「感激した。少数精鋭の意味が分かった。ベテランの意欲、能力が会社を支えていると実感した」と大学院生らが感想を次々に述べ、大きな収穫があったようだった。

 

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