タイトル | 慶應SDM開設10年記念公開講座 経営・財務のストーリー性とシステムデザイン -企業経営の本質と継続の条件- |
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講演概要 | 現在世界が置かれている状況は、500年前の大航海時代にも似た大転換期にあります。産業革命によってもたらされた技術革新と産業化の急速な進歩は、金融技術の革新によって本来の資本主義から逸脱し、果てしない欲望の拡大という社会問題を引き起こしています。
経済とは、常に相互に作用する人間と社会組織から成り立っている生きたシステムであり、お金を生産や流通プロセスを測る唯一の変数として用いるのではなく、自然界のデザインである流動性に目を向けるべきだと考えます。 経営も財務も全て“人“が中心となって動いており、そこには人間と人間が織りなす様々なストーリーがあります。経営の目的を拡大再生産と利益追求に置く伝統的マネジメントは、一人ひとりの個を大切にする「調和と協調」を目指す新しい社会においては通用しなくなってきます。こうした時代における「企業経営の本質と継続の条件」を探ってみたいと思います。 |
ゲストスピーカー | 吉田篤生会計事務所 所長 SDM研究所 顧問 (前 SDM特別招聘教授) 吉田 篤生 氏 |
ゲストスピーカー プロフィール | 1947年10月神奈川県生まれ。1970年3月慶應義塾大学商学部卒。大学在学中に2ヶ月半にわたり、単身でロシアから欧州、中近東15ヶ国を周った経験から、商社へ入社予定だったが、目標としていた経営者への近道として税理士を目指す。1974年税理士登録。1975年吉田篤生会計事務所設立所長就任。税理士としての専門分野は事務所経営のベースにすぎないという考えに基づき、経営コンサルティング、事業再生、事業承継等、企業を取りまく様々な問題に対し常に経営者に寄り添い、その解決に取り組んできた。顧客との対話を重視するため拡大戦略はとらずに、現在330社のクライアントに対してきめ細かなサービスを提供している。
2011年4月よりSDM特別招聘教授として7年間、「経営・財務戦略論」担当。 2018年4月よりSDM研究所顧問就任。 |
モデレータ | SDM研究科教授 当麻哲哉 |
日時 | 2018年7月6日(金)19:00~20:30(18:30受付開始) |
開催場所 | 〒223-8526 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1 慶應義塾大学日吉キャンパス 独立館DB201教室 [Mapはこちら] |
定員 | 200名(先着順) SDM特別講義履修者は、申込み不要 |
申し込みフォーム |
事前登録制です。 申し込み本人のみ有効とさせていただいております。 定員となりましたので受付を終了いたしました。 なお、キャンセル待ちなどの予定はございません。 (以下は、SDM研究科学生あて案内です) SDM特別講義履修者は、この公開講座の出席をSDM特別講義の出席にカウントします。 |
主催 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科 |
参加費 | 無料 |
お問い合わせ先 | 慶應義塾大学大学院SDM研究科[Mail] |
