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2018.05.11

2018年度KEIO SDM Sports X Leaders Program【受講生募集】5月28日締切

趣旨  現代の日本において、スポーツは単なるエンターテインメントや健康増進だけではなく、国や企業が抱える経済的課題等はもちろん多くの社会課題を解決するための重要なプラットフォームとなることを期待されています。しかし、日本のスポーツ環境は構造的な課題を抱えたまま進み、社会への価値創出が十分に果たせていない状況です。
 この様な状況下において、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)ではスポーツ産業をシステムとして捉えてその構造についての調査研究及び人材育成を進めてきましたが、2018年度より人材育成プログラムを公開し、参加者を公募(選考を行います)いたします。
下記要領をご確認の上、ご応募ください。
開催日程 2018年6月30日~12月1日 ※1
  • Phase1
    6月30日(土)、7月7日(土)、7月14日(土)
  • SportsXカンファレンス
    8月2日(木)、3日(金) ※2
  • Phase2
    8月6日(月)〜8月10日(金)※3
    海外トップクラスのスポーツビジネス大学院教員による5日間集中講義
  • その他
    海外研修※4
    (9月予定)、シンポジウム(12月予定)
※1 講義は原則として各日10時〜18時で実施いたします。
※2 慶應SDMが主催する横断型のスポーツカンファレンス[別サイトにリンク]
※3 講師は慶應SDM教員及び海外トップクラスのスポーツビジネス大学院教員を予定
※4 約一週間を予定。希望者のみ旅費実費負担で参加可能
内容 プログラムを4つのフェーズにわけて実施します。全体の流れは[こちら](pdf)
日本のスポーツ界に求められる人材能力を<基礎能力>、<専門能力>、<実践能力>にわけて教育する。また<分野横断型問題解決力><国際コミュニケーション能力>の習得に向けたプログラムの提供も行う。
  • 【Phase1】<基礎能力>(スポーツ経営人材として共通に必要な能力)
    スポーツ界に関わらず、複雑性・不確実性を増していく世界の中では、単一のソリューションが解決できる問題は限られている。多くの課題は複雑に絡み合っており、システムとして問題を捉え、システムとして取り組まねば解決することはできない状況にあり、既存の思考を超えたイノベーティブな思考が求められている。慶應SDMでは設立以来、この様な状況で活躍する人材育成を専門的に行ってきた。その研究と教育から導き出された、現在の経営人材に求められる基礎的な能力は下記の3つである。
    • 多視点化力:対象を正確に理解するために必要十分な視点を考え出す力
    • 構造化力:対象を構成要素と構成要素間の関係性の観点から組み立てる力
    • 可視化力:構造化された対象を可視化して多くの人と共有する力

     これらの基礎的な能力を獲得することで、スポーツの持つ力を最大限に活かした産業振興や社会課題の解決の第一歩が踏み出せると考える。また、スポーツに関する多数の専門知識の獲得を行う際にも、複数の知識が整理して理解されることで専門知識の活用度合いが高まることが期待できる。
  • 【Phase2】及び海外研修 <専門能力>(直面する課題に応じて必要となる能力)
     スポーツ経営人材に求められる専門能力は多岐に渡る。複雑度が増しているスポーツ分野の経営においては、修得すべき教育科目の細分化の傾向は強まっている。しかし、専門科目群を安易に設置しようとすると、膨大な科目群が必要になり、それは実務で活かせる現実的な対応策とはならないと考える。
    そのため、本プログラムでは科目群の構成を「教える内容による細分化」ではなく、「問題の質」や「創出する価値の種類」などで再定義し、メタ的に再構築して提供する。
  • 【Phase3】<実践能力>(基礎能力と専門能力、コア・コンピタンスを統合的に運用する能力)
     スポーツ経営の現場で求められるのは、直面する課題に対して基礎能力と専門能力、コア・コンピタンスを統合的に運用して、問題定義と解決を行う能力である。特に本プログラムに参加する受講生が直面する本質的な課題は、参考となる事例が少ないことが予想されており、「問題の発見」「問題の再定義」「提供価値の明確化」「アイデアの創出」「解決策の立案」「解決策の実行」を如何に進めていくのか、受講生自らが考え出すことが求められる。つまり問題解決のやり方だけでなく、問題解決の考え方を含めた、思考のプロセスから作り上げていくことができる能力が求められるため、それらに対応すべくプロジェクトベースドラーニング型講義を実施する。
  • 【その他】
    <分野横断型問題解決力>
     スポーツを取り巻く環境はさらに大規模かつ複雑なものとなっている。その中でスポーツ経営人材が求められるのは単一課題の解決では無く、社会課題を含むスポーツを取り巻く環境との影響を考慮したシステムとしての問題解決力になる。そのためには分野を横断した問題解決力の醸成が不可欠である。<実践能力>における統合運用力教育を進化させ、この能力を分野横断的に活用出来るようなプログラムを実施する。
    <国際コミュニケーション能力>
     単なる英語によるコミュニケーション力ではなく、多様性のある国際スポーツビジネス環境において、各国の文化的コンテキストを考慮しながら適切なコミュニケーションを図る力の醸成は必須である。そのため英語による講義やプレゼンテーションによる語学力教育はもちろん、非言語的コミュニケーションとしての構造化と可視化力を育成する。
    ※プログラム内容、日時等は変更となる可能性がございます。
実施会場 慶應義塾⼤学⽇吉キャンパス
参加費 無料(但し海外研修を希望する場合の旅費は実費負担)
対象者 既にスポーツ業界で活躍中もしくは活躍できる潜在能力がある方
使用言語 日本語および英語
選考方法 1.書類選考
 「なぜKEIO SDM Sports X Leaders Programを受講したいのか」(推薦の場合は、推薦書)を書類にまとめてお送りください。
(PDFファイル形式 1MB以内)
2.面接
 書類選考を通過し面接選考に進んでいただく方には5月31日(木)までにメールで通知をいたします。
選考結果についてのお問い合わせにはお答えいたしませんので、あらかじめご承知おきください。
募集人数 15名(公募及び推薦含む)
募集期間 2018年5月28日(月)午前9時
応募フォーム 【こちら】のフォームからご応募ください。
備考 学位課程ではありません。
選考の上、受講生を選抜いたします。
受講は、選抜された本人に限ります(代理の方に出席変更することはできません)
主催 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
後援 経済産業省
(平成30年度産学連携サービス経営人材育成事業補助事業)
お問い合わせ先 システムデザイン・マネジメント研究科
Email:sdm@info.keio.ac.jp