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2010.09.27

第2回 プロジェクトリーダー育成講座のご案内

グローバル社会で勝ち抜く

「木を見て森も見る」。プロジェクトリーダーに必要なのは、1本ずつの木を見極めながら、
森全体のバランスをうまく捉える力。高度で複雑な問題を可視化し、多視点で捉えて解決する。
「システムデザイン・マネジメント」を取り入れた新しいプロジェクトマネジメント手法により、
次世代のリーダー育成に挑戦する。
 

パンフレットは こちら からダウンロードできます。

日時: 2010年11月11日(木)~12日(金)、11月30日(火)~12月1日(水) 
    2日間合宿制の集中講義×2 回(計4日間コース)
    グループワークによるワークショップ、個人ごとの宿題とプレゼンテーションあり
場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館

主催: 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所

受講料

200,000 円(税別)※宿泊費は別途お納めいただきます

合宿形式セミナーのため、11月11日(木)および11月30日(火)は、原則として
協生館内の研修宿泊施設へ宿泊していただきます。

対象

プロジェクト経験があり、リーダーを目指す中堅社員 

参加方法

参加ご希望の方は、こちらからお申し込みください。(現在受付中です) 

第2回プロジェクトリーダー育成講座 開講にあたって

「木を見て森も見る」。プロジェクトリーダーに必要なのは、1本ずつの木を見極めながら、森全体のバランスをうまく捉える力です。高度成長期の苦境を数多く乗り越えてきた経験豊富な世代が次々に引退するなか、従来のOJT中心の方法では、リーダーの育成が間に合わなくなっています。また多くのプロジェクトが、複数の企業が複雑に絡み合う大規模なものとなってきています。こうした状況の中で、私たちが提案した産学協同の人材育成方法は、昨年の第1回「プロジェクトリーダー育成講座」において大きな反響をいただきました。
 

今年度は、内容をさらに強化し、高度で複雑な問題を可視化し、多視点で捉えて解決していく「システムデザイン・マネジメント」の考え方を積極的に取り入れた、新しいプロジェクトマネジメント手法により、グローバル社会で勝ち抜いていく次世代のリーダー育成に挑戦します。

本講座の3つのターゲット

1 プロジェクトリーダーに必要な全体を捉える力の強化

2 海外マネジメントを含む戦略的リーダーシップ能力の習得

3 効果的プロジェクトマネジメントとそのための企業基盤の理解

講座内容

本講座では、プロジェクトマネジャー(PM) や技術リーダーのような、プロジェクトリーダーに必要とされる次の5つの柱を、ワークショップを活用しながら習得していきます。

A) プロジェクトマネジメント(PMT)

プロジェクトを取り巻くビジネス環境は、ますます複雑で厳しい状況になっています。より効果的なプロジェクト遂行のために、PMT を理解し駆使する技術の育成が求められます。成功へのシナリオ、リーダーが具備・強化すべき技術、プロジェクト遂行企業基盤とプロジェクトリーダー育成ガイドラインを中心に、経験談を交えて解説します。

B) システムデザイン・マネジメント(SDM)

多数のステークホルダーが存在するプロジェクトにおいて、「木を見て森も見る」多視点での捉え方が重要です。要求分析からシステムデザイン、分解、構築、統合、運用と流れるSDM 手法を理解・習得していきます。

C) チームワークマネジメントとリーダーシップ強化

プロジェクトでは、メンバー間の目的、価値、情報の共有化が重要です。また各メンバーが抱える複雑で多様な業務を、進捗状況に合せて折衝・調整していかなければなりません。チームワーク能力を発揮することは、日本企業の武器となり、同時に差別化戦略となります。

D) 契約リスクのマネジメント

日本人は欧米人に比べるとリーガルマインドに欠けています。世界レベルの技術が契約リスクの処理を誤って挫折することもしばしば起こっています。ここでは、リーダーが最低限必要なリーガルマインド(契約センス)を習得していきます。

E) 企業のマネジメント基盤(PMO)

プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)は、新技術や商品の開発、市場の開拓、システムビジネスの立ち上げ等、プロジェクトの効果的な遂行のために、企業が持つべき機能です。プロジェクトを支える遂行技術基盤を構築し、自社が最も必要とし得意とする要件の洗い出しと体系化のマネジメントシステムについて、事例を含めて紹介し理解を深めていきます。

講師陣

チーフ・トレーナー
高橋 良之
日揮プロジェクトサービス㈱顧問 / 慶應義塾大学非常勤講師

1964 年 日揮株式会社入社、国内・海外の石油精製、化学、食品加工、家電、自動車関連プラントのプロジェクトをプロジェクトマネジャーとして担当。エンジニアリング振興協会では、80 年代にプロジェクトマネジメント部会委員を務める。現在は大学を含めたプロジェクトマネジメントの講座、講習会の講師、コンサルタントなどを行っている。


古屋 邦彦
九州国際大学大学院法学研究科教授

1966 年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年、総合エンジニアリング会社日揮株式会社に入社。一貫して法務部門に在籍し、国際契約(プロジェクト、知的財産ライセンス、M&A など)を担当する。2000 年より現職。国際取引法を担当している。


岩下 貢
㈱日米コミュニケーションセンター所長 / 慶應義塾大学非常勤講師

南カリフォルニア大学大学院博士課程に2年間在学し、“Debate and Argumentation”のコーチを務める。その後、山武、マツダ自動車、デンソー、NEC、IBM 各社の海外進出にあたってのマネジメント作成、市場戦略作成、社内外の効果的折衝方法などのセミナーへ参加、助言を行っている。


当麻 哲哉 システムデザイン・マネジメント研究科准教授  セミナーコーディネーター
PMP、PMI 日本支部理事、元・米国3M 社製品開発スペシャリスト
専門分野:ブロードバンド社会の先端コミュニケーションシステムの開発とマーケット創出

白坂 成功 システムデザイン・マネジメント研究科准教授
PMP、元・三菱電機株式会社
専門分野:宇宙工学、システムエンジニアリング 

 

問い合わせ先

システムデザイン・マネジメント研究所事務局(慶應義塾大学 日吉学生部(大学院担当)内)
 Phone : 045-564-2518, Email: sdm@info.keio.ac.jp