2025年5月30日(金)に廃棄物資源循環学会の令和6年度学会賞授賞式が川崎市産業振興会館に行われ、修士課程修了生の木村由佳君が修士研究での成果をもとにした研究論文に対して論文賞(和文)を受賞しました。
本研究は、家庭系食品ロス低減に効果があったとされる複数の介入を組合せた提案システムを設計し、14名の被験者に対し介入実験を実施し、その結果、被験者全員の食品ロスの低減を確認し、提案システムの有効性が示唆されました。受賞理由は、日本においてこうした介入研究があまりないことに加えて、双方向のやり取りを含む複数の介入方法を組み合わせたアプローチが新しく、近年発達がめざましいAIを活用した介入システムの開発に示唆を与える点です。主執筆者としての木村由佳君、指導教員の神武直彦教授に加え、共同研究者として東京農業大大学佐藤みずほ教授が論文賞を受賞しました。
受賞論文名:「家庭系食品ロス低減を促す介入システムの提案-食品ロスに関心がある若者を対象として-」木村由佳、佐藤みずほ、神武直彦, 廃棄物資源循環学会論文誌, 2023 年 34 巻 p.1-14