
タイトル |
世俗という概念を理解する - ガムポパ著『勝道の宝鬘』解説(第3期) |
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概要 |
システム思考を本当の意味で活用するためには、気づかないうちに陥ってしまっている「偏り」に気づく必要があると考える。 たとえば、現代社会において重視される「多様性」だが、それは「偏り」に気づいて初めて達成できるものだ。そうでないと、より広い視点に立てばそれは多様性ではなく「単一」であるおそれがあるからだ。 このような「偏り」に常に気づいている状態を目指して、私たちHOLISTIC BEING DESIGN LABでは、古来から続く伝統的技法や思想体系から今の社会を捉え直すということに取り組んできた。本講座はその取り組みの一環である。 ガムポパ著作「勝道宝髷」の一部を取り上げ、私たちが知らないうちに埋没している「世俗」という社会システムについて、伝統的思想体系から捉え直すことで、現代社会が直面している問題が、どのような局所解にはまり込んでいることで生じているのかに関する洞察を得ることを目指す。 |
日程 | 2025年3月29日(土)13時〜18時・30日(日)13時〜18時 (一部のご参加も可能ですが、内容は2日とも異なります) |
会場 |
日吉キャンパス協生館2F AICラウンジ |
募集定員 |
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形式 | 対面のみ |
参加費 |
無料 |
講師プロフィール |
Dorzin Dhondrup Rinpoche(ドルズィン・リンポチェ) シンガポールのDrigar Thubten Dargye Ling(ドリガル・トゥプテン・ダルギェ・リン・センター)の常駐ラマとして、シンガポールを中心に、欧米諸国や日本などで法要を開催など仏法の教えを広める活動を行う。 1969年に チベット生まれ 1984年 ガル僧院の僧侶として修行生活に入る 1994年 インドのデラドゥンにあるディクン・カギュ派のジャンチュブリン・シェドラ学院で学びながらインド・ネパールを巡礼 2006年6月 シンガポール到着 2007年 Drigar Thubten Dargye Ling(ドリガル・トゥプテン・ダルギェ・リン・センター)の設立を支援 2008年 ドルズィン(金剛導師)の称号を受け、ドリガル・トゥプテン・ダルギェ・リンの常駐ラマに就任 2011年 ナンチェンのカムの貧困者への慈善支援プロジェクトであるガル・リリーフの責任者に就任 |
モデレータープロフィール |
新妻雅弘 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 准教授。 研究分野は人工知能一般、バッハ筆跡と作品の変遷、身体知。従来の自然科学で見落とされがちな視点を補うための鍵が「凝集の方向性」にあると考え、これに基づいて生命の本質を探求するほか、この視点が多くの社会問題に共通原因である「脳中枢的作⽤と⾝体的作⽤の不調和」解決の糸口でもあるとし、真に持続可能な社会システムのコンセプト定義にも取り組んでいる。 1984年 東京生まれ 2007年 慶應義塾大学理工学部情報工学専攻卒業 2009年 同大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻前期博士課程修了 2013年 英国クイーンズ大学大学院後期博士課程(Ph.D)修了 2014年〜 立命館大学情報理工学部メディア情報学科 助教 2020年〜 青森大学ソフトウェア情報学部 専任講師 2021年〜 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 専任講師 2023年〜 同大学大学院 准教授 |
申し込み方法 |
こちらのフォームからお申し込みください |
申込期限 |
2025年3月22日(土) |
お問い合わせ先 | 慶應義塾大学日吉学生部大学院担当 Email:sdm@info.keio.ac.jp |