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2024.07.01

AI時代におけるアート(芸術)の役割を考える

AI時代におけるアート(芸術)の役割を考える
タイトル AI時代におけるアート(芸術)の役割を考える
概要

「人生」は、個々の要求を実現せんという意味において、アートそのものなのである。

社会というものは個の集まりを指す概念であり、実態としての社会が存在するわけではない。

それにもかかわらず現代では、社会の要求に従って個々人が割り当てられた役割を担うという構造になっているようにみえる。

しかし、くりかえしになるが、社会とはあくまで「概念」であるから、その社会から求められる理想像を基礎として個々人に機能を割り当てても、「実態」としての―「生命」としての―「要求の実現」が達成されないことは自明である。

また、現在広まり始めた生成AIを代表とするAI技術は、これまで人間が担ってきた社会からの要求に基づく機能を十分代替しうるだろう。

そんな時代において、「人間の真の機能とは何か」という問いの重要性が増している。

現代社会における「アート」の役割について明らかにすることを試みることで、この問いの答えにつながるのではないだろうか。

日程 2024年7月28日(日)13:00~16:00(12:30開場)
会場

慶應義塾大学日吉キャンパス協生館2階AICラウンジ

募集定員 80名
参加費 無料
プログラム

13:00〜14:00

講演「AIにアートがつくれるのか〜現代にこそ必要な感じる力〜」 新妻雅弘准教授

14:00〜15:00

講演「医術と芸術のつながり」 稲葉俊郎特任教授

15:10〜16:00

対談「AI時代におけるアート(芸術)の役割を考える」 新妻雅弘准教授・稲葉俊郎特任教授

登壇者プロフィール

新妻雅弘

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 准教授。研究分野は抽象数学、人工知能一般、バッハ筆跡と作品の変遷、身体知。
従来の自然科学で見落とされがちな視点を補うための鍵が「凝集の方向性」にあると考え、これに基づいて生命の本質を探求するほか、この視点が多くの社会問題に共通原因である「脳中枢的作⽤と⾝体的作⽤の不調和」解決の糸口でもあるとし、真に持続可能な社会システムのコンセプト定義にも取り組んでいる。

1984年 東京生まれ
2007年 慶應義塾大学理工学部情報工学専攻卒業
2009年 同大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻前期博士課程修了
2013年 英国クイーンズ大学大学院後期博士課程(Ph.D)修了
2014年〜 立命館大学情報理工学部メディア情報学科 助教
2020年〜 青森大学ソフトウェア情報学部 専任講師
2021年〜 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)  専任講師
2023年〜 同大学大学院 准教授


稲葉 俊郎

医師、医学博士、作家。慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 特任教授。「いのちを呼びさます場」として、湯治、芸術、音楽、物語、対話などが融合したwell-beingの場の研究と実践に関わる。西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修め、医療と芸術、福祉など、他分野と橋を架ける活動に従事している。


1979年 熊本生まれ
​​2004年 東京大学医学部医学科卒業
2009年 東京大学医学部付属病院
2014年 同大学循環器内科助教
2020年 軽井沢病院(総合診療科医長)、東北芸術工科大学客員教授(山形ビエンナーレ2020, 2022, 2024芸術監督)、信州大学社会基盤研究所特任准教授
2022年〜 軽井沢病院 院長
2024年〜 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 特任教授

対象

アート(芸術)が果たす役割について興味のある人

慶應SDMの研究分野について興味のある人

慶應SDMの入学を検討している人

申し込み方法 こちらのフォームからお申し込みください
申込期限 2024年7月27日(土)18:00
主催 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 新妻研究室
お問い合わせ先 慶應義塾大学学生部大学院担当
e-mail:sdm@info.keio.ac.jp