SDM e-Learning システム
※このシラバスは学期開始時に設定されたものです。授業日程等は学期中に変更される可能性がありますので、
最新の情報については必ず授業ページから確認してください。
Please note that this Syllabus page is updated at the beginning of the semester. The course details such as timetable can be changed during the semester.
Please refer to the course page for the latest information.

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
2018年度秋学期 授業シラバス
KEIO UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF SYSTEM DESIGN AND MANAGEMENT
Syllabus for Fall semester 2018


プログラムマネジメント / PROGRAM MANAGEMENT

担当教員
Instructor
当麻 哲哉、濱 久人
開講日程
Date and Slot
土曜日3時限,土曜日4時限,土曜日5時限 Saturday 3rd ,Saturday 4th ,Saturday 5th


開講場所
Class Room
    C3N14,C3N14,C3N14
授業形態
Type of Class
    講義、演習(グループで実施)、グループワーク(宿題あり)
キーワード
Keyword
    プログラム、ミッション、シナリオ、ビジネスモデル・キャンバス、戦略マップ、価値評価
授業に関する連絡先
Contact Address for Inquiry Regarding the Course
    t.toma@sdm.keio.ac.jp
科目概要(詳細)
Course Description
    プログラムマネジメントの基本的な考え方を、日本発の世界標準であるプログラム&プロジェクトマネジメント(P2M)標準ガイドブックに準じて、その全体像を理解するための講義を行う。プログラムマネジメント活動の基本的なプロセスであるミッションプロファイリング、プログラムデザイン、プログラム実行の統合マネジメントを解説するとともに、受講生は実践的演習を通して、プログラムマネジメントに必要な基本の考え方と手法をマスターする。さらにプログラムマネジメントを実践するために必要となる戦略、リスク、価値のマネジメントを理解し、実務に活用できるようにすることを目標とする。

    Using a standard guidebook "Program & Project Management for Enterprise Innovation" (P2M) which is globally issued from Japan, the course provides a basic perspective of program management for students to understand its complete picture. Explaining basic processes of program management activities; mission profiling, program design, and integration management of the program execution, students master a basic approach and techniques that are necessary for program management through a practical education program. The goal of the course is to understand strategy, risk, and value management that are necessary to practice program management, and to be able to apply it to business.

主題と目標/授業の手法など
Objective and Method of the Course
    本科目はプログラムマネジメントの基礎知識を学習する部分と、受講者の事例を通して具体的にプログラムマネジメントを理解する部分の2部構成となっている。全 15回。基礎知識については、PMAJ(Project Management Association of Japan:特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会)発行の「改訂3版 P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」に基づき、プログラムマネジメント・プロセスの基礎を学び、演習を通して重要な考え方と手順を実践的に習得する。事例学習については、演習事例や受講者が実際の現場で経験した事例をもとに行う。これらを通してプログラムマネジメントの概要を学び、実践的にプログラムを理解する。
教材・参考文献
Textbooks and References
    ◆教科書「改訂3版 P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(日本プロジェクトマネジメント協会PMAJ) ※授業初日に代金引替えで手渡します。定価は3,800円+税ですが、団体割引が適用されます。金額は追って連絡します。すでに持っている学生は購入不要。
提出課題・試験・成績評価の方法など
Assignment, Exam and Grading Details
    出席(約20点)、講義レポート(約20点)、課題レポート(約20点)、グループ活動の発表(約20点)、最終レポート(約20点)で総合的に評価。講義レポートは講義終了時に提出、次回にフィードバック。中間レポートは個人及びチームで検討し、指定された回に提出。発表はグループ毎、最終レポートは個人で提出。
履修上の注意
Notification for the Students
    5限は時間割の17:15-18:45ではなく、4限に続いて繰り上げて行われ、3コマ連続 13:00-18:00 にて開講する。
e-learning開講の有無
Availability on e-learning System
    e-learningを開講しない
授業計画
Course Schedule

    No.1 2018/09/22 講座紹介、プログラムとは、プログラムマネジメントとは (By 当麻、濱)
    本講座の目的や概要、講義全体の流れをガイダンスする。
    プログラムとは何かを解説する。P2M標準ガイドブック改訂第3版に基づき、プログラムマネジメント・プロセスを理解し、プログラムライフサイクル、プログラムを遂行する組織について学ぶ。

    No.2 2018/09/22 プログラムグラムミッションとシナリオ (By 当麻、濱)
    経営者や事業責任者の「おもい」を受けて、プログラムミッションを表現し、プログラムで生み出すべき価値をデザインする。さらにプログラムを推進するためのシナリオを展開する。プログラムの企画段階における考え方と手法として、ミッション表現(目的・目標展開)、関係性分析(全体価値と部分価値、ステークホルダー価値)、シナリオ展開(実現性分析、シナリオ案の作成)を学ぶ。

    No.3 2018/09/22 プログラムミッション演習 (By 当麻、濱)
    プログラム事例を題材に、ミッション、目的・目標展開を記述する。さらに関係性分析をステークホルダー価値分析(ステークホルダー分析、顧客共感マップ)で実践する。

    No.4 2018/10/06 プログラムシナリオ演習(1) (By 当麻、濱)
    演習事例のビジネスを対象に、事業モデルの記述の一手法である「ビジネスモデル・キャンバス」を活用して、プログラムの価値や事業要素とその関係性を分析する。

    No.5 2018/10/06 プログラムシナリオ演習(2) (By 当麻、濱)
    プログラム事例での検討を参考に、自らの事業で、目的・目標展開、ステークホルダー価値分析、ビジネスモデル・キャンバスを描くことで、実践的なプログラムシナリオ作りを体感する。

    No.6 2018/10/06 プログラムデザインとは (By 当麻、濱)
    プログラムデザインの目的やプロセスを学ぶ。プログラムデザインを構成する、プログラムアーキテクチャーとプログラム実行の仕組みの設計を学ぶ。

    No.7 2018/11/17 ゲストによる特別講義 (By 当麻、濱)
    特別講義。プログラムマネジメントを実践されているプロフェッショナルにお話しをいただく。

    No.8 2018/11/17 プログラム戦略とリスクマネジメント (By 当麻、濱)
    プログラムデザインを行う上で、必要となるプログラム戦略(プログラム戦略マネジメント、戦略目標マネジメント、組織戦略とプログラム)、リスクマネジメント(プログラム戦略とリスク、リスク要因と対策)の基本を学ぶ。

    No.9 2018/11/17 プログラムデザイン演習(1) (By 当麻、濱)
    演習事例のビジネスを対象に、プログラムライフサイクルを設定し、「戦略マップ」を活用して、事業シナリオを描く。

    No.10 2018/12/15 プログラムデザイン演習(2) (By 当麻、濱)
    策定した「戦略マップ」に基づいて、「戦略マップ」の重要成功要因(CSF:Critical Success Factor)を実現するためのプロジェクト群をデザインし、プログラムの構造(アーキテクチャー)をデザインする。

    No.11 2018/12/15 プログラムデザイン演習(3) (By 当麻、濱)
    プログラム事例での検討を参考に、自らの事業で、戦略マップ、プログラムアーキテクチャーを策定することで、実践的なプログラムデザインを体感する。

    No.12 2018/12/15 プログラム実行の統合マネジメント及び価値評価マネジメント (By 当麻、濱)
    プログラムの実行段階のプロセスと手法を学ぶ。プログラム実行の立ち上げ、目標マネジメント、終結のプロセス及びプロセスを円滑に動かくすための関係性マネジメントについて学ぶ。
    「価値評価マネジメント」 プログラムの価値と価値指標の考え方、プログラムの価値評価のプロセスと手法を学ぶ。

    No.13 2019/01/12 総合演習 (By 当麻、濱)
    ここまでに検討してきた事例とプログラムマネジメントの活用についてのまとめを行う。

    No.14 2019/01/12 総合演習及び発表 (By 当麻、濱)
    ここまでに検討してきた自らの事例についてポイントを絞って、個人ごとに発表。

    No.15 2019/01/12 総合演習及び発表 (By 当麻、濱)
    ここまでに検討してきた自らの事例についてポイントを絞って、個人ごとに発表。
    まとめ質疑応答



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