教員

バックミラーがフロントガラスより
小さいように、後ろ(過去)より
前(未来)を見て前進することが大切です。
一緒に未来を創りましょう!
さあ、あなたの出番です!

当麻 哲哉  准教授

元・米国3M社Advanced Product Development Specialist。専門分野:ブロードバンド社会の先端コミュニケーションシステムの開発とマーケット創出。グローバル企業開発技術者として海外で豊富なプロジェクトマネジメント経験。製品の市場導入、売り上げ貢献で受賞多数。PMP (Project Management Professional)。PMI (Project Management Institute) 日本支部 教育担当理事。KPRI (慶應フォトニクス・リサーチ・インスティテュート) 副所長。

グローバル企業の製品開発プロジェクトの現場で得てきた経験を授業で伝達

 “プロジェクト”という言葉が最近良く使われていますが、どういうものをプロジェクトと呼び、何を目標にどのように展開すべきでしょうか。プロジェクトでは刻々と変化する環境の中で様々な事がらに出会います。いかに予算内で納期に間に合わせて成果を上げるか、リスクをどう予想して事前に対処するか、様々な状況変化にどう対応していくか、そうした事態に理論だけではチームを引っ張っていけません。そのようなリーダーの人間系まで含んだ実践的な講義をしているのが、SDMのコア科目「プロジェクトマネジメント」です。約20年間、グローバル企業の製品開発プロジェクトの現場で得てきた経験を、うまく伝えられたらと思っています。
選択科目の「ヒューマンリレーションズ論」も、ハラスメントやワークライフバランスなど、組織の中での人間関係を中心としています。授業の中で学生たちとディスカッションしながら、問題に取り組む力を伸ばすよう努めています。

SDMが社会で果たすべき役割、「プロジェクトリーダー育成講座」で実践中

SDMは、次世代リーダーの育成を目指しています。それは入学してくる学生に限りません。社会全体のレベルアップを支援しようと、一昨年から一般向け講座「プロジェクトリーダー育成講座*」を開講しています。ここにはいろいろな企業から、様々な問題に取り組んでいる中堅社員たちが集まってきます。普段、異業種との交流機会が少ない参加者たちに、良いネットワーキングの場を提供しようと、5日間の合宿制をとって、リーダーに必要な実践的能力をじっくり身につけてもらっています。

※第3回プロジェクトリーダー育成講座 現在申込受付中:こちらへ

日々の学生との関わり

教員としての“上から目線”ではなく、学生の立場に立った指導を心がけています。指導というよりは、話し合いですね。「あれをしろ、これをしろ」と指示せずに、最後は自分で考えて決めた行動をとるように、その過程での相談相手に徹します。学生たちは、時には遠回りをしたり、間違ったことをしたりします。私はそれをあえてさせています。失敗を経験することが何よりも大きな成長になるからです。指示された通りにしか行動できない人は、失敗をプラスに変える力を見失っています。自分で考えて良いと思って行動すれば、失敗しても何とか解決しようと前進します。その前向きな気持ちがとても大切なのです。

どんな学生でもウェルカム

 基本的に私はどんな学生でもウェルカムです。健康な人間は医者を必要としないように、優秀な人間はほっておいても大丈夫です。真の教育を必要としている学生は、自分は少し劣っていると思いこんでいる人、悩みや重荷を不必要に抱えてしまっている人たちです。私には彼らのキズを背負ったり癒したりすることはできませんが、彼らの状況を理解し共に歩むように心がけ、そしてできる限りエンカーレッジすることに努めています。その結果、私のゼミは、明らかにほかよりも“明るい”ところです。まあ、光の研究をしているのが原因かもしれませんが(笑)。
研究の話題ついでにお話すると、私の研究室では、理工学部の慶應フォトニクスリサーチインスティテュートの研究の一部を担っています。慶應発のオリジナル技術である「光を操るプラスチック」を用いた光ファイバやディスプレイ材料を使って、離れていてもすぐ隣にいるような“Face-to-Faceコミュニケーション”の世界を創り上げようと研究しています。

人気授業となった「プロジェクトマネジメント補講(PMP受験対策)」

2011年春から始めた新しい講義「プロジェクトマネジメント補講(PMP受験対策)」が学生たちに人気の授業になっています。プロジェクトマネジメントの専門知識を有することを公式に認める資格”PMP” (Project Management Professional)や、”CAPM” (Certified Associate in Project Management)を受験する学生をサポートする授業です。すでに多くの合格者を輩出していることが、内容の充実さを物語っているといえましょう。