声
在学生

SDMは魔法のランプ
摩擦で新たなアイディアが生まれる場所
岩澤 ありあ(2010年春入学) 2010年3月慶應義塾大学理工学部物理学科卒業
SDM研究科に入学する前の希望、そしてその思いが今どのように実現されているかご紹介したいと思います。
願い事、一。研究成果を社会に還元することも視野に含めた研究がしたい。
矢上キャンパスの理工学部では宇宙物理学(実験系)を専攻し、電波望遠鏡を使用した宇宙電波スペクトル線の観測に基づいて、銀河系中心核の活動性について研究していました。宇宙の真理を追究する天文学を学び続けることにも魅力を感じていましたが、次第に社会の要求も視野に含めて研究を行うエンジニアリングを学びたいと考えるようになりSDMへの入学を決意しました。SDMの一つの特徴は、教員の方々の専門分野が富むばかりでなく、様々なバックグラウンドを持った社会人学生と新卒学生が在学している事です。大学院の講義ではチームで取り組む課題も多いので、研究室間を超えた交流が日々展開されています。この人と人との触れ合いが研究の新たなアイディアや考えを育てるSDMのエネルギーに満ち溢れた雰囲気に繋がっているのではないかと感じています。
願い事、二。海外に目を向けたい。
SDMは英語力を実践で鍛える場としてとても恵まれた大学院です。英語で行われる講義も多いですし、外国語を日常的に使う雰囲気も学内で醸成されています。留学制度も充実しています。また、海外からの留学生と課題に一緒に取り組む機会も数多くあります。ALPS(Active Learning Project Sequence)という半年間に亘るプロジェクトも、海外からの教授陣による指導のもと行われ、プレゼンテーションや提出資料も英語のアウトプットを要求されます。語学が強調されるその一方で、ALPSの最大の魅力は、スポーツ以外の場でチームワークを経験できる事です。作業を効率的に進めるためにも、一緒に作業をしていて気持ち良い環境を整えることがいかに大切かという事を学ぶことができました。ALPSの経験は、海外に目を向けると同時に、国内の身近にある問題にも興味を持つきっかけともなりました。
願い事、三。宇宙に思いを馳せていたい。
あらゆる分野で羅針盤のような役割を果たしているシステムズエンジニアリングという学問分野とSDMで衝撃的に出会うことができました。SDMではシステムズエンジニアリングを体系的に学べる授業構成となっています。必修科目である白坂成功准教授の講義では、システムズエンジニアリングの基本、その考え方を様々な分野でどのように適用すれば良いのかという事を演習形式で学びます。そのような基礎を学んだ上で、Aerospace CorporationからいらしたJames Martin氏のSystem Engineering and Architecture Framework、Stevens Institute of TechnologyからいらしたProf. Rashmi JainのSystem Architecting DesignやSystem Integrationの短期集中講義を受講できるカリキュラムはとても充実していました。また、それらの講義とは180°視点が変わって、未知なる課題や前人未踏のプロジェクトと向き合う時の心構えや準備を教わった矢野創准教授のフロンティアプロジェクトマネジメントという講義も大変面白いものでした。心に刻まれる講義がSDMには数多くあります。
My wish is my command.
SDMでは、社会の要求を多角的に分析しながら研究を進める姿勢を教えていただいています。新規性や有用性を検討しながら研究を行う過程がとても良い経験となっています。周りを見渡すと社会で能力を鍛えていらした社会人学生の方も大勢いて更なるモチベーションに繋がっています。1年目より倍のことを吸収して卒業したい!SDMは積極的に行動を起こせばその新たな願いにも応えてくれる素晴らしい大学院です。
