在学生

SDMとは、ジェネラリストでも
スペシャリストでもない
次世代の人材が育つ最先端の教育現場

伊藤 研一郎(2011年春入学) 2010年3月 慶應義塾大学商学部卒業

現在の専攻・研究分野

自動二輪車、ヒューマンインターフェース、オーグメンテッドリアリティ

自分に対する投資

SDMに入学して来る学生は二種類いると思っています。社会に出てから教育の重要性に気づき入学してくる人と、大学から直接進学してくる人です。前者は企業から派遣されてくる方や自ら扉を叩いてくる人がいます。後者は社会に出る前に、社会に対して何かしらの問題意識を持ち解決策を模索するために入学する人です。私は教育こそ自分自身への投資と考えていますが、前者は後行投資、後者は先行投資という形になるのでしょう。どちらが良いという事は特にありません。重要なのは教育に対する投資はどんなタイミングでも必ず回収が可能であるという事です。SDMはそんな中でALPSという企業提携プロジェクトを通じてすぐ実践でき回収を行いながらさらなる高みを目指す事ができます。教育のイノベーションを自分自身で起こし、より高い水準を目指すことが可能です。専門的な知識を身につけながら最先端を理解し、実際の製品や社会への落し込みまでプロセスを理論形式・実践形式の両方で学ぶ事ができます。

マネジメント

通常の教育機関では教育者から道筋を示されますが、SDMには指針を示すに留まり、決まった道筋を示す事はありません。示された道筋を辿るのは簡単ですが、自ら創設を行いながら進むのは容易ではありません。自分たちで考え、始まりと終わりを設定できるのがSDMの特徴の一つと言えます。最初に設定した道筋の多くはぼんやりしているため、何度も再設定が必要です。その都度担当する教授が適宜フォローを入れ、徐々に明瞭となります。時としてそれはSDMの学生や教員、全体へフィードバックされることもあります。個の創造力、積極的なコミットが全体に反映され、その結果がまたフィードバックされ反映されるという良い循環が生まれています。半学半教という慶應義塾の教えをシステムとして体系化しているとも言えるでしょう。固定概念に捕らわれず、柔軟性を大切にするからこそシステムデザインでき、循環させる事により多様性を産み、集積管理する事によりノウハウが貯まり、マネジメントと言えます。一方的にマネージする、マネージされるのはありません。この様な流れを意味合いで理解するのではなく実際に経験できる教育現場は慶應の中だけでなく、日本の中でもSDMは数少ない場所の一つだと思います。

多様な就学形態

SDMの講義の受講や課題の提出はオンライン上で行う事ができます。これにより、自分の都合が合わない時間の講義の受講や急用により欠席した講義の復習を行うことができます。ほぼ全ての講義は録画されており、鮮明な音声・画像と共に提供された配布資料の表示やダウンロードを含め全てデジタル化された e-learning システムが完成しています。大学内だけでなく自宅や外出先においても、自分の時間で勉強を進めることができます。もちろん講義は常に大学で受ける事ができ、また聴講も可能です。学校の施設も夜遅くまで開放しているため、いつでも大学にて勉学に励むことができます。また日常的な就学だけでなく、留学制度も充実しています。SDMの交換留学として2011年現在ではイタリア・フランス・スイス・オランダ・アメリカ等から留学先を選ぶことができ、半年単位で留学期間を選ぶ事ができます。また短期集中の1週間ほど海外で講義を受けるプログラムもあります。日本のみならず、世界全体でSDMの学生は勉学に励んでおり、この様に多種多様な就学形態を取ることがSDMの特徴の一つと言えます。

自分にとってのSDM

文系出身の自分にとって一般的に言えば理系への転向という事となり、就学に不安が無かったと言えば嘘となります。また大学在籍中は體育會に4年間所属していたため勉学に注いだ時間も少ない部類となる中で授業についていけるか多くの不安がありました。しかし、入学してみると自分にぴったりあった領域であると認識したのです。そもそも『文系』『理系』という括りに拘る考えは古く、雰囲気を掴む為に『文理融合』を掲げているものの『文理』と区別すること無くSDMの講義が行われている事をうけ、自分が今まで学んできた事も応用できると感じました。違うバックグラウンドの人達がいるからこそ自分にしかできないアドバイスを他人にでき、違う専門を経てきた人からアドバイスを受ける事ができるのです。お互い支え合い高めていく、この様な環境で勉強できるSDMは自分にとって生活の一部とも言えるほど、なくてはならない場所となっています。