SDM e-Learning システム
※このシラバスは学期開始時に設定されたものです。授業日程等は学期中に変更される可能性がありますので、
最新の情報については必ず授業ページから確認してください。
Please note that this Syllabus page is updated at the beginning of the semester. The course details such as timetable can be changed during the semester.
Please refer to the course page for the latest information.

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
2018年度秋学期 授業シラバス
KEIO UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF SYSTEM DESIGN AND MANAGEMENT
Syllabus for Fall semester 2018


システムアーキテクティングとインテグレーション / SYSTEM ARCHITECTING AND INTEGRATION

担当教員
Instructor
西村 秀和神武 直彦
開講日程
Date and Slot
土曜日1時限 Saturday 1st


前提科目・関連科目
Prerequisite or Related Course
    SDM序論,システムの評価と検証,プロジェクトマネジメント
履修条件
Course Requirements
    特にない
開講場所
Class Room
    C3S10
授業形態
Type of Class
    講義および演習
キーワード
Keyword
    アーキテクチャ,システムインテグレーション,Dual Vee,システム開発
学生が利用する予定機材・ソフト等
Machinery and materials / Software
    ノートPC
授業に関する連絡先
Contact Address for Inquiry Regarding the Course
    h.nishimura@sdm.keio.ac.jp
科目概要(詳細)
Course Description
    最新のシステムエンジニアリングに基づくシステムアーキテクティングとインテグレーション(SA&I)について講義する.システム開発の手法として,要求分析,アーキテクチャ,設計,製造,検証,妥当性確認に至るいわゆるV字開発プロセスを実例を交えて解説する.特に,対をなすコア科目「システムの評価と検証」との連携をもたせている.また,System of Systemsとしてアーキテクチャを考える方法論について述べ,INCOSE SE Vision 2025や最新のSEハンドブック,システムズエンジニアリング関連の標準に触れながら,これからのシステムズエンジニアリングの目指す方向性について議論する.当該科目ではSA&Iに関する内容をATMの事例を通した演習により理解を深める.

    This course presents overview on the recent advances in Systems Engineering and System Architecture after definition of systems engineering, its origin and the effectiveness are provided. The contents are based on the handbook of International Council on Systems Engineering (INCOSE). The background, history and some frameworks of system architecture are provided, and using the architecture framework consists of all views, operational view, systems view and technical view, some examples are explained.
主題と目標/授業の手法など
Objective and Method of the Course
    最新のシステムエンジニアリングに基づくシステムアーキテクティングとインテグレーション(SA&I)について講義する.システム開発の手法として,要求分析,アーキテクチャ,設計,製造,検証,妥当性確認に至るいわゆるV字開発プロセスを実例を交えて解説する.特に,対をなすコア科目「システムの評価と検証」との連携をもたせている.また,System of Systemsとしてアーキテクチャを考える方法論について述べ,INCOSE SE Vision 2025や最新のSEハンドブック,システムズエンジニアリング関連の標準に触れながら,これからのシステムズエンジニアリングの目指す方向性について議論する.当該科目ではSA&Iに関する内容をATMの事例を通した演習により理解を深める.
教材・参考文献
Textbooks and References
    Visualizing Project Management
    INCOSE SEハンドブック, 4th Edition
    ISO/IEC/IEEE 15288
    ISO/IEC/IEEE 42010
    IEEE 1220
    A Practical Guide to SysML, システムズモデリング言語SySML
提出課題・試験・成績評価の方法など
Assignment, Exam and Grading Details
    クイズ,提出課題,発表と質問,および中間試験,期末試験により成績を評価する.講義を欠席した場合は減点対象となる.
履修上の注意
Notification for the Students
    コア科目であるため,e-learningによる履修はできない.
    ただし,やむを得ず講義を欠席した場合はe-learningサイトで該当の講義を受講することを強く勧める.
e-learning開講の有無
Availability on e-learning System
    e-learningを開講する
e-learningで受講する場合の注意事項
Guideline for e-learning Students
    コア科目のため,リアルタイムで講義に出席することを原則としている.
授業計画
Course Schedule

    No.1 2018/09/22 SA&I全体の概説 (By 西村,神武)
    SDM序論の振り返りとともに,講義の前半では,当該コア科目全体で何を学びとることができるか,どのような学習効果が期待できるかを概説する.復習を兼ねて当該科目の参考資料となるSE Handbook, ISO 15288, IEEE 1220, ISO 42010などに言及する.

    No.2 2018/09/29 要求とアーキテクチャ,システム解析の必要性 (By 西村,神武)
    トレーサビリティを確保して要求を導き出し,アーキテクチャを検討すること,システムインテグレーションに向けて検討しておくべきことを解説する.また,SEハンドブック4th Editionをもとに,システム解析に関して述べるとともに,Dual Veeモデルにより開発プロセスを示す.

    No.3 2018/10/06 正しい要求とは何か? (By 西村,神武)
    正しい要求とは何か?コンテキストレベルから考え,正しい要求を導き,トレーサビリティを確保して要求を分解し,機能要求,性能要求を導く.ATM(現金自動預け払い機)を事例として,要求とその妥当性確認の演習を行う.

    No.4 2018/10/13 要求と機能アーキテクチャ (By 西村,神武)
    導出された要求から,システムの振る舞いを検討することにより,機能アーキテクチャを導く手順を示す.ATMの機能アーキテクチャとその検証に関する演習を行う.

    No.5 2018/10/20 機能の割り当てと物理アーキテクチャ (By 西村,神武)
    機能の物理コンポーネントへの割り当てについて解説する.また,アーキテクチャ候補からの選定,いわゆる-ilitiesによるトレード分析について述べる.ATMの物理アーキテクチャの総合とその検証に関する演習を行う.

    No.6 2018/10/27 中間試験 (By 西村,神武)
    第5回までに学んだ内容に関して,試験を行う.

    No.7 2018/11/10 中間試験の解説,質疑応答 (By 西村,神武)
    中間試験について解説するとともに,関連事項についての質疑応答を行う.当該科目の前半までの内容について,確認する.

    No.8 2018/11/17 製品の企画から生産に至るシステムズエンジニアリング活動の実務 (By 西村,神武,関)
    コンシューマーエレクトロニクス関連製品での「企画」から「生産」までの実務作業と、INCOSE標準による定義との関係性や相違点などについて講義する.

    No.9 2018/11/24 要求の妥当性確認計画 (By 西村,神武)
    利害関係者のニーズから要求分析により導かれた利害関係者要求に関して,要求の妥当性を確認することは極めて重要である.ATMについて,要求に対するATMの妥当性確認計画に関する演習を行う.

    No.10 2018/12/01 アーキテクチャに基づく検証計画の検討 (By 西村,神武)
    定義されたアーキテクチャおよびシステム要求(仕様書)に基づき,検証計画を検討する.ATMを事例に,アーキテクチャからATMの検証計画を検討する演習を行う.

    No.11 2018/12/08 アーキテクチャに基づくテストのための準備 (By 西村,神武)
    定義されたアーキテクチャに基づき検証計画を立てた後,テストのための準備を行う必要がある.ATMの検証計画に基づきテストのための準備に関する演習を行う.

    No.12 2018/12/15 SoSの課題とSoSアーキテクチャとそのマネジメント (By 西村,神武)
    システムズエンジニアリングが対象とするシステムは,System of Systemsとして

    No.13 2018/12/22 期末試験 (By 西村,神武)
    第12回までに学んだ内容に関して,試験を行う.

    No.14 2019/01/12 期末試験の解説,質疑応答 (By 西村,神武)
    期末試験について解説するとともに,関連事項についての質疑応答を行う.当該科目全般をとおしての内容について,確認する.

    No.15 2019/01/19 講義全体の振り返り,総合討論 (By 西村,神武)
    講義全体を通して総合的な討論を行い,講義内容の理解を深める.また,修士論文や実務への活用を念頭に入れる場合などについて討議を行う.



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