SDM e-Learning システム

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
2015年度春学期 授業シラバス
KEIO UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF SYSTEM DESIGN AND MANAGEMENT
Syllabus for Spring semester 2015


空間型インタフェース論 / SPATIAL USER INTERFACE

担当教員
Instructor
小木 哲朗
開講日程
Date and Slot
木曜日1時限 Thursday 1st


開講場所
Class Room
    11/41
授業に関する連絡先
Contact Address for Inquiry Regarding the Course
    ogi@sdm.keio.ac.jp
科目概要(詳細)
Course Description
    我々を取り巻く環境の中に多くの情報機器が入り込むようになり、これらを扱うためのヒューマンインタフェースが重要な技術となってきた。特に最近のバーチャルリアリティ(VR)やオーグメンテッドリアリティ(AR)等の技術は、空間型インタフェース、体験型シミュレーション技術として注目されている。この講義では、バーチャルリアリティやオーグメンテッドリアリティの概念からはじめ、人間の感覚特性、3次元ディスプレイ、3次元音響、触覚/力覚ディスプレイ等、バーチャルリアリティを構成する技術要素について述べる。またセンシング、位置情報サービス、サイバースペース等の関連する応用技術についても述べる。 授業は基本は矢上キャンパスの11-41教室で行うが、一部協生館(CDF)も利用する。



主題と目標/授業の手法など
Objective and Method of the Course
    我々を取り巻く環境の中に多くの情報機器が入り込むようになり、これらを扱うためのヒューマンインタフェースが重要な技術となってきた。特に最近のバーチャルリアリティ(VR)やオーグメンテッドリアリティ(AR)等の技術は、空間型インタフェース、体験型シミュレーション技術として注目されている。この講義では、バーチャルリアリティやオーグメンテッドリアリティの概念からはじめ、人間の感覚特性、3次元ディスプレイ、3次元音響、触覚/力覚ディスプレイ等、バーチャルリアリティを構成する技術要素について述べる。またセンシング、位置情報サービス、サイバースペース等の関連する応用技術についても述べる。 授業は基本は矢上キャンパスの11-41教室で行うが、一部協生館(CDF)も利用する。
教材・参考文献
Textbooks and References
    参考文献
    「バーチャルリアリティ学」日本バーチャルリアリティ学会編、コロナ社
    「シミュレーションの思想」廣瀬通孝、小木哲朗、田村善昭著、東京大学出版会
提出課題・試験・成績評価の方法など
Assignment, Exam and Grading Details
    ・レポートによる評価 ・授業時の課題による評価 ・出席状況
履修上の注意
Notification for the Students
e-learning開講の有無
Availability on e-learning System
    e-learningを開講しない
授業計画
Course Schedule

    No.1 2015/04/09 VR技術の歴史と概観 「実務家」 (By 小木)
    VR技術の歴史やVRシステムの構成原理等、VR技術に関する概論を述べる

    No.2 2015/04/16 視覚の特性と立体視の原理 「実務家」 (By 小木)
    人間の視覚に関する特性とそれに基づいた3D映像を知覚するための立体視の原理について解説する。

    No.3 2015/04/30 視覚情報提示~投影型システム  「実務家」 (By 小木)
    VRシステムで用いられる視覚情報提示技術のうち、CAVE等の投影型ディスプレイシステムの原理、構成、特性等について解説する。

    No.4 2015/05/07 3D映像、デモ  「実務家」 (By 小木)
    CAVE、4k3Dシステム等のデモ体験を通して、3DCGや3Dビデオの現状技術と特徴について概説する

    No.5 2015/05/14 視覚情報提示~HMD型システム他 「実務家」 (By 小木)
    VRシステムで用いられる視覚情報提示技術のうち、身体に装着するHMD型ディスプレイシステムの原理、構成、特性等について解説する。

    No.6 2015/05/21 視覚情報生成~3次元CG、IBR  「実務家」 (By 小木)
    3次元CG、IBR(Image Based Rendering)等、VRで用いられる視覚情報生成技術について解説する。

    No.7 2015/05/28 触力覚の特性 (By 広田)
    人間の触力覚(Haptics)の特性とインタフェースにおける触力覚を用いた情報提示について解説する。

    No.8 2015/06/04 力覚情報の提示技術 (By 広田)
    人間の触覚を利用したディスプレイ装置のうち、力覚フィードバックを用いたディスプレイ技術について解説する。

    No.9 2015/06/11 触覚情報の提示技術 (By 広田)
    人間の触覚を利用したディスプレイ装置のうち、皮膚感覚を用いたディスプレイ技術について解説する。

    No.10 2015/06/18 聴覚と3次元音響 (By 広田)
    人間の聴覚の特性と空間型インタフェースとして利用される3次元音響技術について解説する。

    No.11 2015/06/25 センシングとモーションキャプチャ  「実務家」 (By 小木)
    インタラクティブなインタフェースを構成するために利用される、人間の行動に関するセンシング技術とその応用であるモーションキャプチャ技術について解説する。

    No.12 2015/07/02 その他の感覚情報の提示技術 (By 広田)
    人間の五感を構成する味覚、嗅覚あるいは歩行感覚等、種々の感覚情報の利用技術について解説する。

    No.13 2015/07/09 世界法則とシミュレーション (By 広田)
    バーチャルリアリティを構成するためには、リアリティの高いシミュレーションの実現が重要である。ここでは仮想世界を構成するための世界法則とシミュレーション手法について解説する。

    No.14 2015/07/16 触力覚提示計算 (By 広田)
    リアリティの高いシミュレーションを実現するために、触力覚ディスプレイにおける触力覚のモデルと計算方法について解説する。

    No.15 2015/07/16 論評 「実務家」 (By 小木)
    レポート課題の説明および論評



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