No.1 2015/04/18 コースガイダンス、社会システム概論 「実務家」 (5時限) (By 保井俊之)
本科目の概要、習得目標、並びに評価基準について説明する。次いで、社会システムの学説史を振り返り、社会システムの特質や社会システムのシステムズ・アプローチの概論を説明する。
No.2 2015/04/18 社会システム概論(続き) 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之)
(第5時限の続き)社会システムの学説史を振り返り、社会システムの特質や社会システムのシステムズ・アプローチの概論を説明する。
No.3 2015/05/02 社会システムのイノベーション 「実務家」 (5時限) (By 保井俊之)
近年の社会システム研究を特徴づけるつけるイノベーション、とりわけソーシャルデザインとソーシャルイノベーションについて、最近の研究動向の紹介を交え俯瞰する。
No.4 2015/05/02 サービス科学の進展と価値協創型システム 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之)
社会システム論の主要領域のひとつであるサービス科学について、近年の学説の進展を俯瞰し、価値協創型システムの基礎概念を学ぶ。さらに価値協創型システムが社会システム論にどのような学術的インパクトを与えているかについて学ぶ。
No.5 2015/05/16 GTA理論と社会システム 「実務家」 (5時限) (By 保井俊之)
社会システムのグランドセオリーに対置され、社会システム研究の大きな柱に位置づけられるグランデッド・セオリー・アプローチ(GTA)について、平易かつ体系的に解説し、社会システム研究における最近の動向を紹介する。
No.6 2015/05/16 パターンランゲージによるソーシャルデザイン 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之)
建築やアートに起源を持つパターンランケージは、ソーシャルデザインに広く応用されるようになっている。パターンランゲージについて簡潔に俯瞰した上で、その社会デザインへの応用の動向を紹介しつつ体系的に解説する。
No.7 2015/05/30 社会システムの現場1: 協働知創造と社会レジリエンス(5時限) (By 清水美香(京都大学防災研究所助教、Ph.D.) )
私達の社会がグローバルにもローカルにもダイナミックな環境変化に晒される中、その社会を生き抜く道筋への可能性を開くものとして「レジリエンス(resilience)」に注目する。現状では「レジリエンス」には様々な解釈や見方があるが、本講義では、問題解決方向に視座を与えるものとして「レジリエンス」を捉え、著書『協働知創造のレジリエンス~隙間をデザイン~』の中からその視座に関わるエッセンスを紹介する。それを踏まえて、様々な事例を交え、自ら社会の隙間を見出し、点を線に変え、木を見て森も見ながら、既存の社会システムや仕組みを再構築またはそれにイノベーションを図るための思考力を引き出していく。
No.8 2015/05/30 ホールシステムズアプローチと社会課題解決のためのワークショップ 「実務家、双方向」 (6時限) (By 保井俊之)
社会課題解決のための集合的アプローチとして、ワークショップが90年代から注目を集めるようになっている。ワークショップの起源と系統樹的発展史、さらに90年代後半以降欧米や日本でさかんとなったホールシステムズアプローチやイノベーション指向のワークショップについて、平易に解説する。さらに、ホールシステムズアプローチのワークショップ技法のひとつを選び、ワークショップによる課題解決力の涵養の有効性を実際に体感する。
No.9 2015/06/13 社会システムの現場2: 社会システムとグローバル金融市場 「実務家」 (5時限) (By 林礼子(メリルリンチ日本証券資本市場部門長))
国際金融情勢は、歪さを増している。欧州ではECBの金融緩和策を受けてドイツでは7年までマイナス金利、米国ではFRBの利上げを注視しての一進一退、そして日本においても黒田日銀総裁の金融緩和を見越した金利安と株高が続いている。国際的な資金フローは、管理相場の様相を強めているように思われる。
海外の市場参加者はそのような中で、本邦の債券、そして株式をどのように位置付けているのか、いくつかの事例を取り上げて分析してみたい。
No.10 2015/06/13 地域活性化のデザインと地域イノベーション・ソーシャルキャピタル 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之)
地域におけるソーシャルイノベーションは、近年大きな政策課題となっている地域活性化の重要な方法論となっている。地域が活性化し、イノベーションが加速するためにどのようなアプローチが最適なのか、ソーシャルキャピタルや協創、ダイアログなどのキーワードに触れつつ、平易かつ体系的に解説し、最近の研究動向を紹介する。
No.11 2015/07/04 社会システムの現場3: 社会システムと農・食 「実務家」 (5時限) (By サカイ優佳子((社)DRYandPEACE代表理事))
今年3月に農水省から新たに出された食料・農業・農村基本計画は、TPPなどの動きもふまえ、補助金漬け農業からの脱皮、儲かる農業へのシフトという方向性を打ち出している。農の変化が私たちの食卓に与える影響は大きい。未来にわたって食べ続けていくために、一般消費者が食卓から社会をみる視点を持つことがこれから一層重要になる。食を巡る具体的な流れを紹介しつつ、食べ続けることができる未来への持続的なACTIONを生み出す方法をともに考えたい。
No.12 2015/07/04 社会システムの交渉理論と異文化コミュニケーション 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之)
社会システムについて、交渉学と異文化コミュニケーション理論がどのようなアプローチをとるのか整理した上で、安全保障や平和構築にも応用される社会システムの交渉理論と異文化理解について、最近の研究動向を俯瞰しつつ解説する。
No.13 2015/07/18 社会システムの現場4: 社会システムとリスク 「実務家」 (5時限) (By 佐藤知一(日揮情報統括室室長代行、Ph.D., PMP))
日本企業の海外事業展開におけるリスク・マネジメントのあり方が、あらためて関心を集めている。従来のリスク回避中心の組織文化だけでは、立ちいかないことは明らかである。本講義では、Risk-based Approach=『新現実主義』の立場に立って、リスクの意味を再定義するとともに、それが「成功」の定義とワンセットであることに注意を喚起し、「ゴール」「目的」「目標」の区別と設定に関する簡単な演習を交えて説明する。
No.14 2015/07/18 マインドフルネスの社会システムデザイン 「実務家」 (6時限) (By 保井俊之 )
グーグルやホールフーズなどの数多くの米国大企業に導入され、経営における人間中心アプローチの最先端に位置づけられつつあるマインドフルネス。日本の多くの企業が導入を始めている。本講義ではマインドフルネスについて、社会システム論の立場から概説し、その社会システムとしての構造について平易に解説する。
No.15 2015/07/18 講義の総括及び出席者からのフィードバック・振り返り 「実務家、双方向」 (7時限)[No Archive] (By 保井俊之)
これまでの講義を総括し、出席者からのフィードバックをもらい、得られた気づきと今後の課題を整理する。