SDM e-Learning システム

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
2015年度秋学期 授業シラバス
KEIO UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF SYSTEM DESIGN AND MANAGEMENT
Syllabus for Fall semester 2015


システムの評価と検証 / SYSTEM VERIFICATION AND VALIDATION

担当教員
Instructor
神武 直彦小木 哲朗白坂 成功谷口 智彦高野 研一保井 俊之
開講日程
Date and Slot
土曜日2時限 Saturday 2nd


前提科目・関連科目
Prerequisite or Related Course
    SDM序論、SDM実習
開講場所
Class Room
    C3S10
授業形態
Type of Class
    座学、ワークショップ
授業に関する連絡先
Contact Address for Inquiry Regarding the Course
    kohtake@sdm.keio.ac.jp
科目概要(詳細)
Course Description
    システムのデザインとマネジメントに必要な検証および妥当性確認(Verification and Validation、以下V&V)について、これら2つの用語の違いとお互いの関係の解説から始め、V&Vを実施するにあたって、どのように考え、計画を立て、実施するべきかということを学ぶ。また、技術システム、社会システム、人間システムなど異なるシステムを対象にしたケーススタディを行う。






主題と目標/授業の手法など
Objective and Method of the Course
    システムのデザインとマネジメントに必要な検証および妥当性確認(Verification and Validation、以下V&V)について、これら2つの用語の違いとお互いの関係の解説から始め、V&Vを実施するにあたって、どのように考え、計画を立て、実施するべきかということを学ぶ。また、技術システム、社会システム、人間システムなど異なるシステムを対象にしたケーススタディを行う。
教材・参考文献
Textbooks and References
    1) Forsberg et al, Visualizing Project Management, 2006
    2) INCOSE Systems Engineering Handbook, Ver. 4.0, 2015
提出課題・試験・成績評価の方法など
Assignment, Exam and Grading Details
履修上の注意
Notification for the Students
e-learning開講の有無
Availability on e-learning System
    e-learningを開講する
授業計画
Course Schedule

    No.1 2015/09/26 授業の紹介および概論「実務家」 (By 神武)
    SDM研究科の他の講義との関係および講義の全体構成を開設する。また、V&Vの不足や失敗に起因したシステムのデザインとマネジメントにおける失敗事例を紹介する。

    No.2 2015/10/03 V&Vの言語的理解「実務家」 (By 谷口)
    to verify、to validateは、英語圏でことさら特別なコトバではない。V&Vについて難しく考えアレルギーを起こさないように、この回は日常用語として2つのVについて学んでおく。多様なテーマで研究を進めようとするには、欠かせない見地を伝えようとする。

    No.3 2015/10/10 社会中枢システムを対象にしたV&V 「実務家」 (By 保井)
    社会システムの問題とソリューションに関する検証と妥当性確認について、まずその特質と留意点を、「社会科学のリサーチデザイン(DSI)論争」を鍵にともに考える。また、社会システムの検証と妥当性確認の対象と手法の組み合わせについて、その多様さと特質を俯瞰する。

    No.4 2015/10/24 V&Vの計画と実施 「実務家」 (By 白坂)
    システムのデザインとマネジメントを実施する際に、V&Vの計画をどのように立て、実施すべきかという点について具体例を用いて解説する。
    V&Vに関連する疑問点をあらかじめメールで受付け、それに対する回答及び討議も実施する。

    No.5 2015/10/31 V&Vの考え方の再整理 「実務家」 (By 白坂)
    具体的にV&Vを考えることで、V&Vの考え方の再整理をおこなう。
    V&Vに関連する疑問点をあらかじめメールで受付け、それに対する回答及び討議も実施する。

    No.6 2015/11/07 社会調査法を利用したV&V(その1) 「実務家」 (By 神武)
    社会全般のシステムやサービスをニーズ及びシーズの双方の視座から正しく価値評価する上での社会調査の様々な方法論について述べ、実例をあげつつ、ポイントや注意事項について解説する。

    No.7 2015/11/14 アンケートやインタビューを利用したV&V 「実務家」 (By 高野)
    風土や文化など定性的な概念の評価や客観的指標との関係について多変量解析を用いたV&Vの事例について述べる。

    No.8 2015/11/21 社会調査法を利用したV&V(その2) 「実務家」 (By 神武)
    社会全般のシステムやサービスをニーズ及びシーズの双方の視座から正しく価値評価する上での社会調査の様々な方法論について述べ、実例をあげつつ、ポイントや注意事項について解説する。

    No.9 2015/11/28 V&Vケーススタディ:ワークショップ(その1) 「実務家」 (By 神武)
    グループワークによって、V&Vに関する過去の事例をもとに、その事例ごとにどのようなV&Vを実施すべきであったかについて議論を行う。

    No.10 2015/12/05 V&Vケーススタディ:ワークショップ(その2) 「実務家」 (By 神武)
    グループワークによって、V&Vに関する過去の事例をもとに、その事例ごとにどのようなV&Vを実施すべきであったかについて議論を行う。

    No.11 2015/12/12 シミュレーション技術を利用したV&V 「実務家」 (By 小木)
    シミュレーションを用いた技術システム、社会システムのV&V、人間の行動を含んだシミュレーションとしてバーチャルリアリティ技術によるV&V等の事例について述べる。

    No.12 2015/12/19 V&Vケーススタディ:SDM研究科の構想、設立、運用のV&Vおよび事例分析 「実務家」 (By 狼・神武)
    SDM研究科の構想、設立、運用の事例をもとに、どのようなV&Vを実施し、どのような結果、考察を得たかの紹介を行う。

    No.13 2015/12/26 全体復習 「実務家」 (By 神武)
    講義で学んだV&Vの考え方、観点、手法についての理解度テスト、整理と復習を行う。

    No.14 2016/01/09 グループワークの成果発表と担当教員からのフィードバック(SA&Iと合同) 「実務家」 (By 神武)
    与えられたテーマで、グループにてV&Vを行ったプロセス、結果について発表する。担当教員からのフィードバックを通して、V&Vを学習する。

    No.15 2016/01/09 グループワークの成果発表と担当教員からのフィードバック(SA&Iと合同) 「実務家」
    与えられたテーマで、グループにてV&Vを行ったプロセス、結果について発表する。担当教員からのフィードバックを通して、V&Vを学習する。



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