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2019.11.15

第9回 農業・農村・地域活性化セミナー 開催報告

10月25日、慶應義塾日吉キャンパス協生館で、第9回 農業・農村・地域活性化セミナー「農村と都市を結ぶこれからの地域づくり」が、慶應SDM研究所農都共生ラボ(農林中央金庫寄付講座)などの主催で開催されました。農都共生ラボ(アグリゼミ)は、「農村と都市の共生」をテーマに活動しており、2014年から、一般向け公開セミナーを継続開催しています。

前半、慶應SDMアグリゼミ修了生で、株式会社シデカス代表取締役の寄玉昌宏さんが、「コットンで紡ぐ、新しい地域の価値づくり」のテーマで、休耕田を活用した綿栽培と製品化による地域での新しい価値づくりについて講演しました。その後、林美香子特任教授が、「農都共生ラボの12年間」と題してこれまでの活動を紹介。全国各地への農村視察や地域活性学会への参加、アグリゼミ生の活躍など、農都共生ラボの成果を報告した後、「農都共生の未来」として今後の課題と展望を話しました。質疑応答では、参加者から「ふるさと納税と地域づくりの関係は?」などさまざまな質問がありました。

 当日は悪天候にもかかわらず、研究者、地域づくり実践者、農業関係者など、大学生からシニア世代まで、幅広い方達が集まり、このテーマへの関心の高さを感じました。また、終了後、参加者からは、「自分が手がけている地域づくりの参考になった」「日本の農業再生に必要な取り組みが紹介され、大変勉強になった」などの感想が寄せられ、有意義なセミナーとなりました。