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2017.09.11

データ解析セミナー・シリーズ 第1回「サーヴェイ・データ分析の現在と未来」開催

 データ・エビデンスに基づく学術・ビジネスへの関心の高まりを捉えて、SDMパブリックシステム・ラボ(谷口尚子研究室)では、 研究・実務に役立つデータ解析の手法と実際を、「聴講者参加の実習形式」や「専門家によるレクチャー形式」 で学ぶセミナー・シリーズを始めました。
 第1回目は「サーヴェイ・データ分析の現在と未来」をテーマとし、まず2017年9月2日(土)(参加者25 名)に、塾生向けの基礎統計学レクチャーとフリー統計ソフト「R」を使った入門的実習を行いました。参 加者は各種検定や回帰系多変量解析、次元解析系多変量解析の手法を学んだ後、実際のサーヴェイ・デー タを使ってグループで仮説設定や分析、発表を行いました。3日(日)(参加者33名)は、サーヴェ イ・データ分析の最前線の研究者である東京大学社会科学研究所教授・三輪哲氏から「社会科学におけるパ ネルデータの利活用」、SDM研究科研究員・澁谷壮紀氏から「国際比較調査データのマルチレベル分析」、 統計数理研究所助教・朴堯星氏から「構造方程式モデル:パス解析、多母集団同時分析を用いた実践研究 の紹介」、慶應義塾大学経済学部教授・星野崇宏氏から「欠測データ解析とその広がり:調査と実験研究へ の応用に向けて」と題する質の高いレクチャーを行っていただきました(2日のレクチャーは日本政治学会分野別研究会「方法論研究会」と共催)。
 本セミナー・シリーズでは、これからも多様な分野で利用されるデータや解析手法の他、調査・実験手法、 データ・アーカイブ、最近の研究トピック等を取り上げていきます。研究や実務で 活かせるヒントをぜひ見 つけて下さい。