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2016.10.31

農都共生研究会・特別フォーラムの開催報告

 毎年恒例の「農都共生研究会・特別フォーラム」が、10月20日(木)、札幌市内で、慶 應義塾大学大学院SDM研究科の共催により開催されました。農都共生研究会は、農林中央金 庫寄付講座・農都共生ラボの林美香子特任教授が代表をつとめ、農業・農村を大きなシステ ムとして捉える「農都共生(農村と都市の共生)」の啓蒙・実践活動をしています。今年のテ ーマは、農業の6次産業化の成功例としても注目される北海道産ナチュラルチーズ。
 前半は林特任教授が、農都共生について説明した後、「食による地域活性」の視察で訪れ たスペインのバル街、ワイン農家などの様子を紹介しました。
 後半はチーズ専門家の石川尚美さんによる講演で、石川さんセレクトの道産チーズ(6種類)の 食べ比べをしながら、チーズ作りの魅力・課題などについてレクチャーいただきました。海外の チーズコンテストの審査員もつとめる石川さんからは、道産チーズがヨーロッパでも高い評価を 受けているなど、興味深い話が続きました。
 参加者の感想は、「食による地域づくりに興味がわいた」(40代男性)、「各地のチーズ工房 を訪ねたくなった」(30代女性)など、大変好評でした。

食べ比べした北海道産チーズ

試食しながらのチーズの講演

フォーラムの参加の様子